特選掘り出し!:「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹小説、初アニメ化
「めくらやなぎと、眠る女」「かえるくん、東京を救う」など村上春樹の六つの短編を、音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が再構築。村上春樹の小説がアニメ化されるのは初めてのことになる。 東日本大震災直後の東京。被害のニュースを見続けていたキョウコは、夫の小村に「もう戻りません」と手紙を残して姿を消してしまう。そんな中、小村は中身のわからない小包を同僚の妹に届けるため、思いがけず北海道へ。同じ頃、同僚の片桐は家で待っていた巨大な〝かえるくん〟から、次の地震を防ぐために闘う自分を応援してほしいと懇願される。 監督が解釈した日本が映像化され、当たり前の風景のなかにほんのわずかに異国感...