小栗旬、蒼井優でNetflixがリブート「ガス人間第一号」 異色の特撮映画が名作として語り継がれる理由
Netflixが実写シリーズとしてリブートする映画「ガス人間第一号」は、1960年に公開された東宝の〝空想怪奇映画〟、現在に至るまでカルト的人気を誇る一作だ。今ならSFスリラーといったところ。特技監督を円谷英二、監督は本多猪四郎と「ゴジラ」のコンビが組み、特撮をスペクタクルよりも人間洞察に利用して、今見ても完成度が高い。リブート版はメインキャストに小栗旬と蒼井優を配し、アップデートを図るという。そちらを楽しみに待ちつつ、名作と誉れ高いオリジナルの魅力を考察しよう。 変身人間シリーズ第3作 高い完成度 「ゴジラ」のヒット以降、60年代は映画各社が競って特撮映画を量産していた。もっぱら巨大怪...
勝田友巳
2024.9.04