Michelle Williams
1980年9月08日 生まれ
その名を知らしめた初期作「激突!」(1971)から約50年。そして世界歴代興行収入1位を記録した「ジョーズ」(75)から約45年――。スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的映画が、ついに生まれた。 「フェイブルマンズ」と題されたその作品は、第47回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞に輝き、第80回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)と監督賞を受賞。第95回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、美術賞の7部門にノミネートされた。 アメリカ最大級の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では92%(2月19日現在)と高評価を記録してお...
SYO
2023.3.03
スティーブン・スピルバーグ監督が少年時代の記憶を基に撮り上げた自伝的作品だ。ユダヤ系一家に生まれたサミー(ガブリエル・ラベル)は幼い頃、8㍉カメラに親しむ。サミーは自主映画作りに熱中するが、芸術家肌の母(ミシェル・ウィリアムズ)とは違い、科学者の父(ポール・ダノ)は彼の夢を理解してくれなかった。 前半は典型的な機能不全の家族の話で、後半の高校生活のドラマにも新味はない。しかしあらゆる場面がカメラを手にして繊細な感性を育んでいった少年の視点で描かれ、特別な輝きや驚きを放つ瞬間がある。特に初めての映画館で「地上最大のショウ」に興奮したサミーが、列車事故を模型で再現しようとする姿はほほ笑ましい半面...
インドで孤児院を経営するイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)は資金不足に頭を痛めていた。そこに、会社経営者のテレサ(ジュリアン・ムーア)から200万㌦寄付するのでニューヨークに来てほしいという話が舞い込む。テレサは週末にある娘の結婚式にもイザベルを強引に招待する。イザベルは式でテレサの夫を見てあぜんとする。 デンマーク映画「アフター・ウェディング」のリメーク。設定を一部変えているものの、元々のスザンネ・ビア監督作品が持つ繊細な心理描写が息づいている。男女や親子の心の機微を丁寧に映し出し、それぞれの生き方も違和感なく物語に溶け込んでいる。葛藤と決断が強まる後半には、人の強さや弱さ、切なさがじわじ...
2021.2.11
注目の女性監督、ケリー・ライカートの「ファースト・カウ」(2019年)に続く最新作。主演はこれが4度目のタッグとなるミシェル・ウィリアムズ。美術学校で教鞭を取る彫刻家のリジーのままならない日常が、チャーミングな隣人や学校の自由な生徒たちとの関係と共にユーモラスに描かれる。シンシア・ラーティやミッチェル・セグレ、ジェシカ・ジャクソン・ハッチンズなど、劇中に登場する実在のアーティストたちの作品にも注目。 美術学校で講師を務めるリジー(ミシェル・ウィリアムズ)は、来週の個展に向けて大忙し。隣に住む大家で芸術家のジョーも個展の準備をしていて、お湯が2週間も出ないのを修理をしてくれない。リジーは猫のエ...
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から1人の女性が姿を消した。島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪しげな職員たち、解けば解くほど深まる謎‥‥‥。事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕 (きょうがく) の事実とは!? © 2010,2018 Paramount Pictures.
スティーブン・スピルバーグが映画監督になる夢を叶えた自身の原体験を描いた自伝的作品。第47回トロント国際映画祭で観客賞受賞。 公開:2023年3月3日 配給:東宝東和 © Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.