Jeon Do-yeon
1973年2月10日 生まれ
俳優「シークレット・サンシャイン」(2007年)出演 第60回カンヌ国際映画祭女優賞「無頼漢 渇いた罪」(2015年)出演「非常宣言」(2022年)出演「キル・ボクスン」(2023年)出演「リボルバー」(2024年)出演
2月のベルリン国際映画祭で招待上映された韓国のアクション作品。先月末から、映画館ではなくインターネット配信されている。 主人公のキル・ボクスン(チョン・ドヨン)は、暗殺組織に所属するすご腕の殺し屋。冷静に「仕事」を終えて家に帰ると、シングルマザーとして思春期の娘、ジェヨン(キム・シア)の面倒を見る。正体を我が子に隠し、家族を養うために働く日々。ある日、最後のつもりで挑んだ任務で「仕事は必ず請ける」という組織のおきてに反する行動を取る。 冒頭の約10分間、暴力団員(ファン・ジョンミン)とボクスンが対決。日本刀とオノでの斬り合いに、ド派手なアクション作品の期待が高まる。ただ、昼間の彼女は娘の態...
2023.4.07
韓国が製作したスカイパニック映画だ。仁川発ハワイ行きの旅客機で無差別バイオテロが発生。大勢の乗客が致死性の高いウイルスに感染してしまう。この惨劇に巻き込まれた飛行機恐怖症の男性ジェヒョク(イ・ビョンホン)は幼い娘を守るために奮闘し、地上では妻の安否を心配する刑事イノ(ソン・ガンホ)が真相究明に奔走する。 空と陸に配された2大トップスターに加え、「シークレット・サンシャイン」の実力派女優チョン・ドヨンが空港で対処にあたる大臣を演じるのだから、見応えは保証されたようなもの。行き場を失った旅客機が日本への着陸を打診したり、あわや撃墜、墜落の危機に見舞われたりするスリリングな展開をつるべ打ちし、ヒュ...
2023.1.06
曽根圭介の同名犯罪小説を原作にした韓国映画である。事業に失敗した中年男ジュンマン(ペ・ソンウ)が、バイト先のサウナ店のロッカーで大金入りのバッグを発見。それをきっかけにヤミ金からの借金に苦しむ出入国管理官テヨン(チョン・ウソン)、暗い過去から逃れようとしている美女ヨンヒ(チョン・ドヨン)、夫のDVに苦しむ主婦、不法滞在者の若者らの人生が交錯していく様を描く。 そろいもそろって欲望まみれの登場人物たちが、人間の醜さ、弱さ、愚かさをさらけ出しながら、破滅への道を転がり落ちていく。序盤にとっちらかった複数のエピソードを、巧妙に時間軸をずらしながら束ねていくストーリーの語り口は、尻上がりの面白さ。韓...
2021.2.18
かぶった罪によって全てを失った女性警察官が、一丁のリボルバーを手に巨大な悪に立ち向かう復讐劇。「無頼漢 渇いた罪」(2015年)のオ・スンウク監督とチョン・ドヨンが再びタッグを組んだ本作は、第33回釜日映画賞で最優秀作品賞、最優秀助演女優賞(イム・ジヨン)、撮影賞の3冠に輝いた。 夢に見たマンションへの入居を待ちわびていた警察官スヨン(チョン・ドヨン)は、恋人(イ・ジョンジェ)の裏金問題に巻き込まれ「すべての罪をかぶってくれるなら大きな補償を約束する」と謎の男アンディ(チ・チャンウク)に持ち掛けられる。刑務所に入って2年後、出所日に彼女を待ち伏せしていたのは、見知らぬ謎の女ユンソン(イム・ジ...
高い人気を誇る数学講師の講義を受けたいという娘のため、熾烈(しれつ)を極める私教育の世界に飛び込んだ愛情深い母親。果たしてそこには、どんな戦いが待ち受けているのか。 Netflixで独占配信中 ※2024年6月現在の情報です。
シネ(チョン・ドヨン)は事故で亡くなった夫の故郷で再出発するため、ソウルからミリャン(密陽)に息子と引っ越す。途中で車が故障し、レッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を営むジョンチャン(ソン・ガンホ)が現れる。彼の好意でシネは無事にピアノ教室を開くことができ、新生活は順調に見えたが、ある日、息子が誘拐される。第60回カンヌ国際映画祭女優賞(チョン・ドヨン)受賞作。 イ・チャンドン監督作全6作品(「バーニング 劇場版」、「 ポエトリー アグネスの詩」、「 シークレット・サンシャイン」、「オアシス」、「 ペパーミント・キャンディー」、「 グリーンフィッシュ」)を4Kレストアで特集上映する「イ・チャン...
「ペパーミント・キャンディー」(1999年)でその名を世に知らしめ、「オアシス」(2002年)で第59回べネチア国際映画祭で監督賞と新人俳優賞(ムン・ソリ)を受賞。「シークレット・サンシャイン」(2007年)で主演のチョン・ドヨンに第60回カンヌ国際映画祭主演女優賞をもたらし、「ポエトリーアグネスの詩」(2010年)で、第63回カンヌ国際映画祭脚本賞を獲得。「バーニング 劇場版」(2018年)では、第71回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した巨匠イ・チャンドン。本作は、イ・チャンドン作品に魅了された1人であるフランスのドキュメンタリー監督アラン・マザールの脚本を元に、イ・チャンドン作品の...
キル・ボクスンは、暗殺請負業者MKエンターテインメントに雇われた成功率100%の殺し屋。その一方で、思春期の娘ジェヨンの母親として、子育てに悩む日々を送っている。娘との関係を修復したいボクスンは引退を決意するが、任務に隠されたある秘密を知ってしまったが故に、命じられた任務の完遂を拒み、避けられない戦いに身を投じることになる。
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のパク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。飛行機へのバイオテロの犯行予告動画がアップされ、捜査を開始するが、その飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。また、テロの知らせを受けた国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨ...