たまがわ りょういち
1924年10月14日 生まれ
シリーズ11作で最終話。明治20年、金沢に流れてきた松吉(高倉健)は空腹で動けなくなったところを芸者の小芳(十朱幸代)に救われた。松吉は黒兵衛(辰巳柳太郎)が経営する北陸逓送で働く。一方で博徒上がりの本堂(渡辺文雄)が仕切る政治団体・救国社が代議士・青山(大木実)の命を狙っていた。 松吉が金沢を去って5年。選挙で苦戦する青山に、松吉が加勢。やがて本堂が青山を傷つけ、ついに松吉の怒りが爆発する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
昭和の初期、大木戸一家の若松((鶴田浩二)は服役するために二代目を弟の川田(木下実)に譲った。悪辣な監獄一家の金光はいやがらせを重ね、大木戸の縄張りである芝浦の工事現場を奪う。さらに三次(若山富三郎)や芸者勝弥(藤純子)の隠れた協力で、敵対する富士上(高倉健)と和解した若松に闇討ちを仕掛ける。そしてとうとう川田を殺された若松は、富士上の助勢を得て金光に殴り込みをかける。(追悼特別展「高倉健」図録より)