とおやま きんじろう
1933年12月13日 生まれ
昭和の初期、大木戸一家の若松((鶴田浩二)は服役するために二代目を弟の川田(木下実)に譲った。悪辣な監獄一家の金光はいやがらせを重ね、大木戸の縄張りである芝浦の工事現場を奪う。さらに三次(若山富三郎)や芸者勝弥(藤純子)の隠れた協力で、敵対する富士上(高倉健)と和解した若松に闇討ちを仕掛ける。そしてとうとう川田を殺された若松は、富士上の助勢を得て金光に殴り込みをかける。(追悼特別展「高倉健」図録より)
東映オールスターによる「列伝」シリーズ。明治40年、賭博行為禁止条例など新刑法が施行されるのを機に、関東・官制の親文衆は日本大同会を結成。会長には天神一家の清水(河津清三郎)の口利きで柳瀬子爵、世話人に小田原酒匂一家の半次郎(菅原謙二)が指名されたが、やがて半次郎は清水に殺害される。さらに清水は草鞋を脱いでいた浅次郎(鶴田浩二)に半次郎の部下の伊之助(高倉健)を殺すよう命じた。(追悼特別展「高倉健」図録より)