たかぎ はじめ
整音・音響効果「ゲド戦記」(2006年)「鳥の道を越えて」(2014年)「ダンシングホームレス」(2022年)「私のはなし 部落のはなし」(2022年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
阪神・淡路大震災の発生直後に、在日コリアン3世として生まれた灯(あかり)の成長と葛藤を通して、震災後30年の神戸と人々の心の復興を描く。 第37回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門出品作品。
蝦夷地と呼ばれた現在の北海道を領有した松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基に、アイヌと和人との対立を描いた歴史スペクタクル。脚本を手掛けたのは、「結婚できない男」(関西テレビ)や朝ドラ「梅ちゃん先生」(NHK)などを手掛けてきた尾崎将也。現代社会に通じる〝不寛容〟が暴力へと繋がってゆくプロセスを描く。監督は「劇場版 タイムスクープハンター-安土城最後の1日-」(2013年)以来、約10年ぶりのメガホンとなる中尾浩之。主演は「菊とギロチン」(2018年)でキネマ旬報ベスト・テン新人俳優賞に輝き、「せかいのおきく」や「首」(いずれも23年)などの話題作に次々と出演している寛一郎。また、...
「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴が始めた「地球永住計画」というプロジェクト。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいいかを考える場だ。そこで出会ったのは、野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名、うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀、そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻の3人。3人の活動を通して、不潔なものとされるうんこと無きモノにされがちな生き物の死体に、「持続可能な未来」のヒントが隠されていた。 第一章は、糞土師の伊沢正名。誰でも野糞ができるように購入したという土地「プー...
2022年9月27日、安倍晋三元首相の国葬が日本武道館で執り行われた。 その賛否を問う世論調査の結果は、いずれもおおよそ賛成4割で反対は6割。 国論を二分する国葬の当日、「なぜ君は総理大臣になれないのか」(2020年)、「香川1区」(21年)の大島新監督が、東京、山口、京都、福島、沖縄、北海道、奈良、広島、静岡、長崎の全国10都市で人々の姿を記録したドキュメンタリー。 ©「国葬の日」製作委員会
2020年1月、東京・青山のスパイラルホールで、服飾ブランドmatohuの8年間のコレクションをまとめた展覧会「日本の眼」が開催された。matohuは、日本の美意識をコンセプトに、独自のスタイルを発信し続けている服飾ブランド。2010年から2018年までの各シーズンに、「かさね」「ふきよせ」「なごり」など、日本古来の洗練された美意識を表す言葉をテーマにコレクションを発表してきた。本作は、デザイナーの堀畑裕之と関口真希子の視点や哲学を通して、日常の中に潜む美や豊かさを再発見していくアートドキュメンタリー。 ©GROUP GENDAI FILMS CO., LTD.