蝦夷地と呼ばれた現在の北海道を領有した松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基に、アイヌと和人との対立を描いた歴史スペクタクル。脚本を手掛けたのは、「結婚できない男」(関西テレビ)や朝ドラ「梅ちゃん先生」(NHK)などを手掛けてきた尾崎将也。現代社会に通じる〝不寛容〟が暴力へと繋がってゆくプロセスを描く。監督は「劇場版 タイムスクープハンター-安土城最後の1日-」(2013年)以来、約10年ぶりのメガホンとなる中尾浩之。主演は「菊とギロチン」(2018年)でキネマ旬報ベスト・テン新人俳優賞に輝き、「せかいのおきく」や「首」(いずれも23年)などの話題作に次々と出演している寛一郎。また、「キングダム」シリーズなどの三浦貴大、「オレンジ・ランプ」(23年)などの和田正人、「一月の声に歓びを刻め」(24年)などの坂東龍汰、「マイスモールランド」(22年)などのサヘル・ローズ。さらに、古川琴音、富田靖子、緒形直人、要潤ら豪華な俳優陣が共演する。
江戸時代前期。〝蝦夷地〟と呼ばれていた現在の北海道にあたる地域を領有する松前藩は、アイヌとの交易が主たる収入源になっていた。藩士の高坂孝二郎(寛一郎)は、兄の栄之助(三浦貴大)とともに、アイヌとの交易で得た物品を他藩に売ることを生業としていた。父が亡くなって1年。孝二郎は兄とともに交易の旅で初めて蝦夷地に足を踏み入れる。しかしある晩、使用人の善助(和田正人)によって栄之助が殺害される。敵討ちを誓う孝二郎は、善助を追って森の奥深くへと向かうが、その頃、蝦夷地では和人に対する反発と蜂起の機運が高まっていた…。
©映画「シサム」製作委員会
公開日: 2024年09月12日
シサム
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2024年 /日本 /113分 /PG12
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公式サイト: https://sisam-movie.jp/
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