特選掘り出し!:「チャレンジャーズ」 スリリングな三角関係
「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」とヒネりの利いた愛の形を描いてきたルカ・グァダニーノ監督。今作はスポーツ映画にして三角関係のラブストーリーというくせ球である。 米国のテニス地方トーナメント決勝で、貧乏プロのパトリック(ジョシュ・オコナー)とスランプ中の一流選手アート(マイク・フェイスト)が対戦する。選手としては天と地の2人だが、アートの妻でコーチのタシ(ゼンデイヤ)を巡って愛憎が渦巻いている。決勝戦に重ね、3人の10年以上に及ぶ因縁を明らかにしていく。 高校テニス界の花形選手タシと、英才教育を受けて敵なしのアートとパトリックが、ある大会で出会う。タシが思わせぶりなそぶり...