Cho Yunhee
1968年生まれ「あなたの顔の前に」(2021年)「イントロダクション」(2020年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
30代の詩人ドンファは、付き合って3年になる恋人ジュンヒを彼女の家まで送り、その広さに驚く。庭を見て帰るつもりが偶然ジュンヒの父親と会い、一日を一緒に過ごすことになる。川沿いの寺を訪れ、ジュンヒの父親が獲った鶏肉の煮込みをご馳走になる。夜、ドンファは酔っぱらって本音をさらけ出すが、ジュンヒの両親は彼を拒絶する。翌朝早く、ドンファはジュンヒに短い別れを告げ、彼女の家を去る。 第75回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。
フランスから来たと言う女性は、生活のため、2人の韓国人女性のフランス語教師となる。裸足で地面を歩いたり、岩の上に寝転ぶのが好きな彼女は、あらゆる瞬間を非言語的な方法で捉え、可能な限り事実に基づいて人生を生きようとしていた。しかし、生活は相変わらず厳しく、マッコリを飲むことでわずかな慰めを得ている。 第74回ベルリン国際映画祭で審査員大賞を受賞。 © 2024 Jeonwonsa Film Co.
独自のスタイルと映像表現で、日本でも新たなファンを獲得し続けている名匠ホン・サンス。長編27作目となる本作は、2022年の第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)に輝いた注目作。アーティスト、表現者として成功を収めながらも、共に人知れず迷いを抱えた2人の女性が偶然の出会いを通して、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出していく姿を映し出し、女性たちのめぐり合い、友愛と連帯の芽生えをほのかな幸福感にくるまれた物語に紡いだ。主演は、ホン・サンス監督の公私にわたるパートナーとして「逃げた女」(2020年)以来の主演となるキム・ミニ。もうひとりの主演に、前作「あなたの顔の前に」(2021年)で...
第74回ベルリン国際映画祭で最新作「A Traveler's Needs」(2024年)が銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、同映画祭で通算5度目の銀熊賞を受賞した名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作。主人公のビョンスが訪れた インテリアデザイナーの旧友のアパートでの出来事を、階ごとに4つの章立てで描く。 映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっている。3人は和やかに語り合い...
長くアメリカで暮らしていた元女優のサンオクは久しぶりに帰国し、妹ジョンオクのマンションに身を寄せる。サンオクについて深く知らないと嘆くジョンオクと共に近所のカフェや公園、甥が営んでいるトッポギ店へ赴くサンオク。そして、ぜひ一緒に映画を撮りたいと連絡してきた監督に会うため仁寺洞を訪れるが……。 © 2021 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved