Valeria Bruni Tedeschi
1964年11月15日 生まれ
「ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ」記事件数
ドミニク・モル監督の映画は、小さなひび割れのように始まる。何気なく隙間(すきま)をのぞくと不穏な景色が広がっていて、ゾッとしながらも目が離せない。魅力的だが毒気も強い。油断は禁物だ。 雪道に車が乗り捨てられていて、持ち主のエヴリーヌ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)が行方不明になっている。フランスの寒村で起きた事件の顚末(てんまつ)を、バラバラの登場人物の視点から語るという趣向である。社会福祉士のアリス(ロール・カラミー)は担当しているジョゼフ(ダミアン・ボナール)と不倫している。ジョゼフの飼い犬が射殺されているのを見て、アリスは夫の牧場主、ミシェル(ドゥニ・メノーシェ)が感付いて脅したので...
2021.12.02
欧州連合(EU)各国の最新の話題作、秀作を集めた「EUフィルムデーズ2023」が6月2日、東京・京橋の国立映画アーカイブで開幕する。日本未公開の作品を中心に、なかなか見ることができない国の最新作もそろえたヨーロッパ映画の大規模な特集上映だ。今年は開催20周年の節目となり、昨年に続きEU加盟全27カ国が参加。東京・京都・広島・福岡の4会場を巡回する。今回は昨年加盟候補国となったウクライナの「ルクセンブルク、ルクセンブルク」など2作品を特別上映するのも目玉の一つ。EU加盟前の国の作品を上映するのは極めて珍しい。 世界中の人たちに共通するテーマ 今回のコンセプトは「映画でつながる、ヨーロ...
鈴木隆
PR パンドラ
2023.5.31