クレール・ドゥニの「ネネットとボニ」（1996年）やフランソワ・オゾンの「ふたりの５つの分かれ路」（2004年）、パオロ・ビルツィの「⼈間の値打ち」（13年）など、多くの名匠の作品に出演している⼥優バレリア・ブルーニ・テデスキが監督・脚本を⼿掛けた⻘春群像ドラマ。アマンディエ劇団の演劇学校出⾝であるテデスキが、⾃らの体験をもとに演技の道に⽣きる若者たちの姿を瑞々しく描く。主演は「悪なき殺⼈」（19年）のナディア・テレスキウィッツ。パトリス・シェローを演じるのは「グッバイ・ゴダール！」（17年）のルイ・ガレル。第48回セザール賞でナディア・テレスキウィッツが有望若⼿⼥優賞を受賞した。

1980年代後半のパリ。裕福な家で育ったものの「⼈⽣が無駄に過ぎている」と感じていたステラは、パトリス・シェローが率いるアマンディエ劇団の演劇学校のオーディションに挑戦し、⾃由奔放なアデルや優しい⻘年ビクトル、薬物中毒のエティエンヌなど個性豊かな⾯々とともにオーディションに合格する。演劇仲間たちとの愛や友情、⼤切な仲間の死を経験しながら、チェーホフの「プラトーノフ」の上演に向けて練習に励む⽇々が始まる。

©2022 - Ad Vitam Production – Agat Films et Cie – Bibi Film TV – Arte France Cinéma