わたしは最悪。
ユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は医学生から写真家、作家などと仕事を変え、一緒に暮らす恋人で漫画家のアクセルは身を固めたがっている。あるパーティーに紛れ込んだユリヤは同世代のアイヴィンに出会い、新しい恋愛に身を委ねようとする。 20代後半から30代にかけてのユリヤ。声高ではなくごく自然に、結婚や出産、子育てに縛られない生き方をたぐろうとしている。仕事を度々変えるのも、恋愛のパートナーが代わるのも、肩肘張った意志というよりも自分らしい自由な生き方をしたいという思いからだ。女性性や恋愛からの抑圧、リアルな現実との間で生きる現代女性の姿をデンマーク生まれのヨアキム・トリアー監督が映し撮った。 男...