「正欲」で最優秀監督賞と観客賞に選ばれ、あいさつする岸善幸監督=北山夏帆撮影

「正欲」で最優秀監督賞と観客賞に選ばれ、あいさつする岸善幸監督=北山夏帆撮影

2023.10.31

「正欲」に監督賞と観客賞 東京国際映画祭閉幕

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ひとしねま

ひとシネマ編集部

第36回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが1日、東京都内で開かれた。最優秀監督賞に「正欲」の岸善幸監督が決まった。また同作は観客賞にも選ばれた。最高賞にあたる東京グランプリは中国の「雪豹」(ペマ・ツェテン監督)に決まった。

「正欲」は、特殊な性的嗜好(しこう)を持つ登場人物の群像劇の中に、多様性の意味を問いかける作品。朝井リョウさんの同名小説を映画化した。岸監督は「すべての人が自由に、自分を偽らず生きられる社会を問いかけた。これからも作り続けたい」とあいさつした。

主な受賞は以下の通り。
審査委員特別賞「タタミ」▽最優秀女優賞ザル・アミール(「タタミ」)▽最優秀男優賞ヤスナ・ミルターマスブ(「ロクサナ」)▽最優秀芸術貢献賞「ロングショット」▽「アジアの未来」部門
作品賞=「マリア」

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

ひとシネマ編集部

カメラマン
ひとしねま

北山夏帆

きたやま・かほ 毎日新聞写真部カメラマン

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  • 東京グランプリを受賞した「雪豹」(ペマ・ツェテン監督)の俳優陣(左から4~7人目)らと記念撮影するビム・ベンダース審査委員長(同3人目)ら
  • 東京国際映画祭のクロージングセレモニーであいさつする審査委員長のビム・ベンダース監督(中央)
  • 東京グランプリを受賞し、トロフィーを受け取る「雪豹」の俳優ら
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