監督は、前作「アマンダと僕」(2018年)がべネチア国際映画祭マジック・ランタン賞、東京国際映画祭でグランプリと最優秀脚本賞を受賞したミカエル・アース。本作は、ワールドプレミアとなった22年の第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。主人公のエリザベートは、世界の名だたる監督の作品に意欲的に参加しているシャルロット・ゲンズブール。本作で、夫の裏切りに傷つきながらも逞しく前へと進む女性を演じる。些細で平凡に見える出来事こそが人生の一大イベントであり、本当の意味でのドラマチックな変化だということを、80年代のパリの街並みやファッション、音楽とともに描き出す。
1981年、パリ。結婚生活が終わりを迎え、ひとりで子供たちを養うエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就く。そこで出会った少女、タルラは家出をして外で寝泊まりしているという。彼女を自宅へ招き一緒に暮らし始めたエリザベートは、自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していく。同時に、ティーンエイジャーの息子マチアスもタルラの登場に心が揺らいでいて・・・。
© 2021 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA
公開日: 2023年04月20日
午前4時にパリの夜は明ける
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原題:Les passagers de la nuit
2022年 /フランス /111分 /R15+
配給 :
公式サイト: https://bitters.co.jp/am4paris/
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