父は憶えている
23年前にロシアに出稼ぎに行ったきり、行方がわからなかったザールクが記憶と言葉を失って帰ってきた。しかし、そこに妻ウムスナイの姿はなかった。ウムスナイは村の権力者と再婚していたのだ。心配する家族や村人たちをよそに、ザールクは村のゴミを黙々と片付けている。息子クバトは、父の記憶を呼び覚ますために、家族のアルバムを見せ写真の説明をする。その片隅には笑っているザールクとウムスナイが写る古い写真があった。 ©Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films
製作年 2021年 監督:アクタン・アリム・クバト