90歳で映画単独初主演した「九十歳。何がめでたい」(2024年)が大ヒット、同作で日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞した草笛光子が、謎多き〝お尋ね者〟のアンジーを演じる。アンジーを取り巻く町の人々には、アンジーに二つ返事で物件を貸す大家の熊坂役に寺尾聰、女手ひとつで息子を育てる美容師・満代役に松田陽子、満代の息子で悩みを抱える高校生・麟太郎役に青木柚、石材屋の息子・政志役には田中偉登、古い迷信にとらわれる梓役に石田ひかり、そして謎の青年にディーン・フジオカと豪華な共演陣が揃った。監督は、大林宣彦監督などの助監督を長年務めた松本動、「私立探偵 濱マイク」シリーズや「十三人の刺客」(10年)を手掛けた天願大介が脚本を担当した。
「風に吹かれた」と突然町にやってきたアンジー。いわくつきの物件でBARを開き、「人間まともなもん食わないとだめよ!」「本当に怖いのは人間だけだ」「過去に追いつかれると食い殺されちまうからね」「いくつになっても生きることは簡単じゃないの。面倒だし複雑だし汚いことだらけ」と、心に刺さる名言を厳しくも優しく投げかけながら、悩み多き町の人々をだんだんと変えていく…。
公開日: 2025年04月03日
アンジーのBARで逢いましょう
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脚本 :
2025年 /日本 /PG12
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公式サイト: https://angienobar.com/
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