青山剛昌による原作漫画の連載が30周年を迎え、コミックスは104巻、累計発行部数は全世界で2.7億部を超えた。劇場版も昨年4月に公開された「名探偵コナン 黒鉄の魚影（くろがねのサブマリン）」がシリーズ26作目にして興行収入最高記録を更新する138.8億円を記録。本作は、それに続くシリーズ第27作目。スペシャルゲストの声優として大泉洋が出演している。

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。キッドが狙うのは、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。犯行予告当日、剣道大会で函館を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナン達は、キッドの変装を見破り追い詰める。時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、〝死の商人〟と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。そして、そのお宝とキッドが狙う刀は関係があり、刀を狙うキッドに対し、謎の〝剣士〟の影が迫る。

©️ 2024 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会