1980年代の人気TVドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」から題材を得て作られたアクション大作。タイトルの「フォールガイ」とは、スタント用語で文字通り、〝高所から人が落下すること〟で、映画の魔法を生み出すために、身体を張って見せ場を演じる演者を指す。本作は、そんな影のヒーローがスタントだけでなく、恋にも、罠にも落ちるエンターテイメント作品。
監督は「ジョン・ウィック」シリーズや「デッドプール2」(2018年)、「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(19年)、「ブレット・トレイン」(22年)と、アクション快作を次々と世に送り出しているデビッド・リーチ。主人公のスタントマン、コルト・シーバースを演じるのは、「ラ・ラ・ランド」(16年)でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞し、「バービー」(23年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたのも記憶に新しいライアン・ゴズリング。「オッペンハイマー」(23年)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエミリー・ブラント、「TENET テネット」(20年)や「ブレット・トレイン」のアーロン・テイラー=ジョンソンが共演する。また、映画業界が舞台となるだけに、セリフの中に過去の名作へのオマージュが散りばめられていたり、KISSの「I Was Made For Lovin' You」やテイラー・スウィフトのヒット曲「All Too Well (Taylor's Version)」など、映画ネタや音楽ネタも作品を盛り上げている。
コルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)は、スタント時の事故により、身体にも心にもダメージを負って業界を去ったスタントマン。そんな彼のもとに、オーストラリアで撮影中の大作映画のプロデューサーから復帰の要請が舞い込んだ。しかもその映画は、業界を去るとともに別れた元恋人ジョディ(エミリー・ブラント)が初監督を務めるとのこと。自分から彼女の元を去ったものの、未練が残っていたコルトは現地に飛びスタントの仕事に復帰する。ところが、その先には怒涛のトラブルが待ち受けていた。
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公開日: 2024年08月15日
フォールガイ
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原題:The Fall Guy
2024年 /アメリカ /127分 /G
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公式サイト: https://fallguy-movie.jp/
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