David Leitch
1975年11月15日 生まれ
俳優、スタントマン映画監督「ジョン・ウィック」(2014年)「デッドプール2」(2018年)「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(2019年)「ブレット・トレイン」(2022年)「フォールガイ」(2024年)
スポットライトが当たることのないスタントマン アクション映画は今も昔も人気の途絶えないジャンルである。アクションの種類もカーチェイス、バトルロワイヤル、戦国物と実にさまざまだ。しかし、「フォールガイ」は、一味も二味も違う。一つの映画作品をめぐって主人公が大波乱に巻き込まれるのだ。しかもその主人公は、裏方と言われるスタントマンだ。一番好きなジャンルがアクションコメディの私だが、スタントマンが主役の映画はこれまで見たことがない。なぜスタントマンにスポットライトを当てたのか疑問に思っていたが、それは監督の経歴を知るまでのこと。なんと監督のデビット・リーチ自身にスタントマンのキャリアがあり、「フ...
座間耀永
2024.8.30
スタントマンが身に覚えのない殺人事件に巻き込まれて命を狙われる一方、元恋人の新人監督とロマンスを再燃させるという筋立ては、いかにもハリウッドのB級アクションコメディーを連想させて、実際展開は予想を裏切らない。しかしこの映画、映画におけるアクションの快感をひたすら追求してみせる。その本気度と、スタントとスタントマンへの愛情がみなぎり、胸躍る快作となった。 大ケガで一度は引退し、恋人の前から姿を消したスタントマン、コルトをライアン・ゴズリング、恋人のジョディにエミリー・ブラントと、一線のスターを配したあたりにも気合が感じられる。物語は全編アクションの連続。ジョディが撮影中のSF映画の一場面として...
2024.8.16
いつも厄介な事件に巻き込まれる不運な殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)が、東京発の超高速列車に乗り込む。それはブリーフケースを盗んで次の品川で降りるだけの簡単な仕事だったが、なぜか9人の殺し屋に命を狙われるはめに。レディバグらを乗せた列車は、終着駅の京都に向かって疾走していく。 伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作のアクションコメディーである。舞台は東海道新幹線だが、車内シーンはハリウッドのスタジオで撮られ、破壊的なバイオレンス、カラフルな装飾が満載でやりたい放題。日本のアニメや漫画のテイストを取り込みつつ、独自の様式美を追求した映像世界は、殺し屋たちの因縁話も盛り込まれ、あらゆる場面...
2022.9.02
1980年代の人気TVドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」から題材を得て作られたアクション大作。タイトルの「フォールガイ」とは、スタント用語で文字通り、〝高所から人が落下すること〟で、映画の魔法を生み出すために、身体を張って見せ場を演じる演者を指す。本作は、そんな影のヒーローがスタントだけでなく、恋にも、罠にも落ちるエンターテイメント作品。 監督は「ジョン・ウィック」シリーズや「デッドプール2」(2018年)、「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(19年)、「ブレット・トレイン」(22年)と、アクション快作を次々と世に送り出しているデビッド・リーチ。主人公のスタントマン、コルト・シー...
ジョン・ウィックの世界を象徴する、暗殺者が集うホテルの起源を描くミニシリーズ。1970年のニューヨーク、ウィンストン・スコットは兄がコンチネンタルホテルを襲撃したことによって勃発した巨大な陰謀に挑むメンバーを集めるが‥‥‥。 © 2022 Starz Entertainment, LLC
伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐(ふくしゅう)劇から5日後――。彼のもとにイタリアマフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが‥‥‥。 TM ©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟(おきて)を破った伝説の男、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐(ふくしゅう)の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった‥‥‥。 Ⓡ, TM © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた〝殺し屋の魂〟を解き放ち、復讐(ふくしゅう)のために独り立ち上がる。 Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee
ワイルド・スピードシリーズのスピンオフ。「ワイルド・スピード ICE BREAK」の後日談となる。元DSS(米外交保安部)のルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と元MI6のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)は、政府の要請を受け、ショウの妹でMI6のエージェント・ハッティを保護するために手を組むことに。ハッティはテロ組織から奪還した新型ウイルス兵器と共に姿を消していた。 © 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.
殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)は、超高速列車の中でブリーフケースを奪うよう指令を受けた。東京駅で乗車して間もなくブリーフケースを手に入れたものの、品川駅で降りようとしたところで、すご腕の殺し屋ウルフに襲われた。車内には計10人もの殺し屋が乗り合わせ、血みどろのブリーフケース争奪戦が繰り広げられる。伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作。 (C)2022 Columbia TriStar Marketing Group,Inc. All Rights Reserved.