メガホンをとったのは、メキシコの新鋭リラ・アビレス。俳優、舞台美術などの現場を経験してきた彼女の長編2作目となる本作は、ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞し、アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。
7歳のソルは、病気で療養中の父親トナの誕生日パーティのため、祖父の家を訪ねる。久しぶりに父に会えることを楽しみにしていたソルだが、父は身体を休めているからと、なかなか会わせてもらえない。従姉妹たちと無邪気に遊びまわることも、大人たちの話し合いに加わることもできず、いらだちや不安が募るばかり。やがて父との再会を果たしたとき、それまで抱えていた思いがあふれ出し、ソルは〝新たな感情〟を知ることになる。
© 2023- LIMERENCIAFILMS S.A.P.I. DE C.V., LATERNA FILM, PALOMA PRODUCTIONS, ALPHAVIOLET PRODUCTION
公開日: 2024年08月08日
夏の終わりに願うこと
予告編を見る:
監督 :
出演 :
製作総指揮 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
美術 :
録音 :
音響 :
編集 :
衣装 :
メーク :
原題:Tótem
2023年 /メキシコ、デンマーク、フランス /95分 /G
配給 :
公式サイト: https://www.bitters.co.jp/natsuno_owari/index.html
新着記事
この映画を見るのと同時に家に来た妹のような愛犬「少年と犬」スクリーンの中の世界とつながる感覚
この1本:「エミリア・ペレス」 強烈な人間像、重厚に
時代の目:「ベイビーガール」 〝抑圧からの解放〟超えて挑発
「レイブンズ」 写真家・深瀬昌久の人生と異形の愛