監督は、「パラサイト 半地下の家族」（2019年）で世界的な評価を得たポン・ジュノ監督の助監督を務めていたユ・ジェソン。第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出された本作が監督デビュー作となる。仲睦まじい夫婦が、眠りに落ちた瞬間から豹変する夫の異常行動に悩まされ、やがて想像もつかない事態に翻弄されるスリラー。夜の恐怖に怯える妻を「トガニ 幼き瞳の告発」（11年）や「82年生まれ、キム・ジヨン」（19年）のチョン・ユミ、無意識の異常行動をきっかけに、眠ることに恐怖を抱く夫を「パラサイト 半地下の家族」「最後まで行く」（14年）のイ・ソンギュンが演じている。

ある夜、隣で眠っていた夫ヒョンス（イ・ソンギュン）が突然起き上がり「誰か入ってきた」とつぶやく。その言葉をきっかけに始まった、幸せな夫婦生活をむしばむ〝それ〟。その夜以来、眠りにつく度にヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。恐怖に怯える妻スジン（チョン・ユミ）だったが、。睡眠クリニックの受診を決意した夫婦に、スジンの母は巫女から授かった御札を勧めてくる。果たして夫婦を悩ませる〝それ〟は医学で克服できるものなのか、それとも…。

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