「仕掛人・藤枝梅安2」
藤枝梅安(豊川悦司)は恩人・津山悦堂(小林薫)の墓参りのため、相棒の彦次郎(片岡愛之助)と京に向かっていた。彦次郎は道中で、妻子を死に追いやった敵に似た男を見かける。梅安が突き止めたその男は松平甲斐守の家臣・峯山又十郎(椎名桔平)だった。一方、殺しを仲介する元締から彦次郎の敵の仕掛けを依頼された梅安は、因縁深い浪人の井上半十郎(佐藤浩市)とすれ違う。 池波正太郎原作の同名時代小説の映画化第2弾。はり医者と冷酷な仕掛人の両面を持つ梅安を豊川が演じ、色気と諦観漂うダークヒーローを創出した。愛憎渦巻く展開と因果、華麗な殺陣、撮影や照明など丁寧なスタッフワークが集結して、見応えたっぷりの時代劇が生ま...