京では、無頼の浪人集団が町家で暴れまわっていた。金や酒、女を強奪し、逆らう者は容赦なく斬り捨てる。その中心にいるのが井坂惣市(椎名桔平)という男だった。 そのころ、藤枝梅安(豊川悦司)は鍼の師である恩人・津山悦堂(小林薫)の墓参りをするため、相棒の彦次郎(片岡愛之助)とともに京に向かっていた。その道中、彦次郎はある男の顔を見て「あの野郎、生かしてはおけねえ」とつぶやく。男は、かつて彦次郎の妻子を死に追いやった憎い仇だった。だが、男はきちんとした身なりの武士であり、非道を働くような人柄には見えないことから、梅安は本当にこの男が仇なのか違和感を覚える。梅安は、上方の顔役で殺しの依頼を仲介する元締〝蔓〟でもある白子屋菊右衛門(石橋蓮司)と久しぶりに再会、いきなり井坂の仕掛けを頼まれる。一方、店ですれ違いざま、梅安の顔を見て、目を見張る浪人がいた。男の名は井上半十郎(佐藤浩市)。井上と梅安も切り離せない憎悪の鎖でつながれていたのだ。新春の祭りで華やぐ京の町で、彦次郎と仇、梅安と井上、暗い因縁の決着をつけるべき時が来た。
ⓒ「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社
公開日: 2023年04月06日
仕掛人・藤枝梅安2
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
原作 :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
美術 :
録音 :
編集 :
衣装 :
VFX :
2023年 /日本 /119分 /G
配給 :
公式サイト: https://baian-movie.com/
新着記事
6年ぶりに見た「パプリカ」! 今の時代や自分なら分かる、登場人物たちがもがきながら生きる現実
観客を戦場に放り込む ダイナミックレンジ、同録、対位法音楽 録音技師が〝聴く〟「シビル・ウォー」後編
この1本:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」 観客は戦場に没入する
特選掘り出し!:「悪魔と夜ふかし」 恐怖とユーモア、配合が絶妙