Steven Yeun
1983年12月20日 生まれ
「スティーブン・ユアン」記事件数
作家性を尊重した良質な作品を生み出す配給・製作会社として日本でもおなじみとなった米国のA24。今年のアカデミー賞を席巻した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を世に送り出した、A24が手がけたシリーズ「BEEF/ビーフ~逆上~」の舞台は、米ロサンゼルス。〝エブエブ〟に続き、アジア系移民が主人公の多様な物語がごく当たり前に描かれる時代になったことを証明する作品になっている。 貧しい工事業者のダニー(スティーブン・ユアン)がホームセンターの駐車場で衝突しそうになったのは、裕福な起業家のエイミー(アリ・ウォン)。ここから始まった小競り合いが、終わりの見えない仕返し合戦へと発展して...
2023.5.19
移民が造った国だから、米国の映画に移民たちの物語が描かれるのは当然だ。しかしハリウッドの主流は欧州系、最近ではアフリカ系や南米系も発言力を増しているが、アジアは中国系の独壇場だった。「ミナリ」は韓国系移民の物語。米国の「多様性」はようやくアジアにも目を向け始め、ハリウッドでの韓国勢の存在感は着々と増している。 1980年代のレーガン政権時代。ジェイコブ(スティーブン・ユアン)は、南部のアーカンソー州に、家族4人でやってきた。妻のモニカ(ハン・イェリ)と共に韓国から移り住み孵卵(ふらん)場で10年働き、農業で成功したいと一念発起したのだ。間もなくモニカの母スンジャ(ユン・ヨジョン)を呼び寄せて子...
2021.3.11
アニメーション制作スタジオ・MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品「アリスとテレスのまぼろし工場」(毎日新聞社など製作委員会)が公開されている。 突然起きた製鉄所の爆発により外との接続が遮断され、時までもが止まってしまった町・見伏が舞台の本作。いつか元に戻ったときのために「変わらないこと」を強要される中で、退屈な毎日を過ごす14歳の菊入正宗と佐上睦実、そして野生の狼(おおかみ)のような謎の少女・五実が恋をして、未来へともがく姿を描いている。 映画を見る前に読んだ、脚本・監督を務めた岡田麿里氏が手掛けた原作小説は、少年少女たちの葛藤を通して「生きること」について...
きどみ
PRワーナーブラザース映画、MAPPA
2023.9.22
A24が手がけたNetflixシリーズ。業績不振に悩む工事業者ダニー(スティーブン・ユアン)と、満たされない心を抱える起業家エイミー(アリ・ウォン)。ホームセンターの駐車場で衝突しそうになったことをきっかけにキレて、互いを知らないままにあおり合ったふたりの間に生じた確執は、やがてそれぞれのドス黒い衝動をあぶり出していく。 ©2023Netflix Inc.