たなか はるお
1912年3月24日 生まれ
日本やくざ史上最大の組織をつくりあげた山口組三代目・田岡一雄の伝記映画。徳島の寒村に生まれた田岡(高倉健)は、神戸で山口組の下っ端となりやがて二代目・山口登(丹波哲郎)に目をかけられる。広沢虎造の興行を成功させる一方、対抗組織との抗争では体を張り刑務所入りするなど、徐々に二代目の信用を得ていく。九州石政組との抗争では二代目がめった斬りにされる。田岡はこの事件を獄中で歯嚙みしながら知るのだった。(追悼特別展「高倉健」図録より)
シリーズ第3作。築地の魚市場の老舗``江戸一``働くことになった緒方勇(高倉健)は父亡きあと男勝りの娘の栄(南田洋子)が取り仕切っていた。東京魚市場協同組合理事長の郷田(天津敏)はやくざ石津組をつかって、事あるごとに``江戸一``の仕事を妨害していた。カナダの船が大量のマグロを売りたがっているのを聞いた栄は乗り気になったが。これも郷田の差し金で中止。度重なる妨害に勇の怒りの刃が抜かれる。(追悼特別展「高倉健」図録より)