まつお かよ
1943年3月16日 生まれ
「山口組三代目」の続編。田岡(高倉健)が服役していた昭和15年7月、山口組二代目・山口登は荒政組に斬られ、入院。山口は「田岡を三代目に」と言い残して息を引き取る。18年、田岡は恩赦で釈放される。終戦。荒くれ者が無法ぶりを発揮すると、警察も山口組自警団に警護を依頼する。田岡は荒くれ者たちと凄惨な戦いを演じ、山口組の名は広く知れ渡る。なお、当初第3部「山口組三代目・激突編」が予定されていたが製作中止となった。(追悼特別展「高倉健」図録より)
日本やくざ史上最大の組織をつくりあげた山口組三代目・田岡一雄の伝記映画。徳島の寒村に生まれた田岡(高倉健)は、神戸で山口組の下っ端となりやがて二代目・山口登(丹波哲郎)に目をかけられる。広沢虎造の興行を成功させる一方、対抗組織との抗争では体を張り刑務所入りするなど、徐々に二代目の信用を得ていく。九州石政組との抗争では二代目がめった斬りにされる。田岡はこの事件を獄中で歯嚙みしながら知るのだった。(追悼特別展「高倉健」図録より)