James Brolin
1940年7月17日 生まれ
火星探査映像捏造を暴け 宇宙飛行士と記者の抵抗 キーワード「国家の陰謀」 アルフレッド・ヒチコックの代表作「北北西に進路を取れ」(1959年)がそうであるように、多くのスリラー映画はごく平凡な主人公が恐ろしい陰謀に巻き込まれるところから物語が動き出す。主人公は必死の抵抗を繰り広げ、かつての日常を取り戻そうと奮闘するが、もしも敵が国家のような巨大権力だったら勝ち目はほとんどない。「カプリコン・1」(77年)の主人公ブルーベイカーの場合もまさにそうだった。 人類初の有人火星探査船カプリコン・1の発射直前、船長のブルーベイカー(ジェームズ・ブローリン)ら3人の乗組員が突然降ろされ、砂...
高橋諭治
2022.2.15
1960年代のアメリカ。両親の離婚にショックを受けた16歳のフランク・アバグネイルJr.は単身ニューヨークへ。やがてお金に困った彼はその天才的な頭脳とチャーミングな魅力で巧みにパイロットになりすまし、偽造小切手を用い全米各地で豪遊する。ところが、FBIの敏腕捜査官カール・ハンラティが犯人逮捕に乗り出し、世界を股にかけた2人の長い〝追いかけっこ〟が始まった。
人類初の有人火星探査宇宙船カプリコン・1が発射不能になり、船長ブルーベイカーらは、NASAから火星着陸映像の捏造を命じられる。砂漠の基地内で撮影された映像が生中継されるが、カプリコン・1は地球再突入に失敗。ブルーベイカーらは命の危険を感じて基地を脱出する。一方新聞記者のコールフィールドは、NASAの不審な動きを嗅ぎつけた。