ひとしねま

2024.1.18

第78回毎日映画コンクール 日本映画大賞に「せかいのおきく」

毎日映画コンクールは、1年間の優れた作品と活躍した映画人を広く顕彰する映画賞です。終戦間もなく始まり、映画界を応援し続けています。

ひとしねま

ひとシネマ編集部

第78回毎日映画コンクールの各賞が決まった。「作品部門」「俳優部門」「スタッフ部門」は、映画評論家や映画記者約70人の1次選考委員が投票を行い、上位得票作・者が2次選考候補となる。「アニメーション」「ドキュメンタリー」両部門は、応募作から1次選考委員による討議で候補作を決定。2次選考では、各部門の選考委員の討議で決まる。「外国映画ベストワン賞」は、1次選考委員による再投票で決定する。

表彰式は2月14日、東京・めぐろパーシモンホールで開かれる。
 

【作品部門】

日本映画大賞 「せかいのおきく」(阪本順治監督)


 


日本映画優秀賞 「ほかげ」(塚本晋也監督)



日本映画大賞は、2023年に公開された日本映画の最高峰。それに次ぐ日本映画優秀賞。今回はいずれもインディペンデント映画で、そろってひらがなのタイトル。 
ほかに候補は「怪物」「ゴジラ-1.0」「福田村事件」。

参考委員は、角田光代(小説家)、斉藤綾子(明治学院大学文学部芸術学科教授)、佐伯知紀(映画映像研究者)、寺島しのぶ(俳優)、富山省吾(日本映画大学理事長)。


外国映画ベストワン賞 「TAR/ター」(トッド・フィールド監督) 


ほかの候補作は「EO イ―オー」「イニシェリン島の精霊」「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「フェイブルマンズ」「別れる決心」。 

【TSUTAYA DISCAS映画ファン賞】

TSUTAYA DISCAS映画ファン賞は、毎日映コン唯一、映画ファンの投票で決まる。

日本映画 「劇場版 美しい彼 eternal」(酒井麻衣監督)
外国映画 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナー監督)


「美しい彼」は凪良ゆうのBL小説を映像化。テレビドラマが熱狂的な支持を得て映画化された。Netflixなどで配信中。

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」はアカデミー賞を席巻した話題作。監督の「ダニエルズ」が、奇想天外なマルチユニバースを展開。ハリウッドとアカデミー賞の多様化の反映もうかがえる。

【関連記事】
俳優部門の結果はこちら
スタッフ部門の結果はこちら
ドキュメンタリー部門、アニメーション部門、特別賞はこちら

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

ひとシネマ編集部