東京都稲城市の天地の恵みおにぎり弥平四郎で働くスタッフ

東京都稲城市の天地の恵みおにぎり弥平四郎で働くスタッフ

2023.1.13

歩いてきた道と出会った人があるからこそ作れた!東京都稲城市、超こだわりの絶品おにぎり

3度の飯より映画が好きという人も、飯がうまければさらに映画が好きになる。 撮影現場、スクリーンの中、映画館のコンフェクショナリーなどなど、映画と食のベストマリッジを追求したコラムです。

宮脇祐介

宮脇祐介

「おにぎりだからロケバス用の朝ごはんや夜食などの問い合わせが多いですね」
5年前から東京都稲城市で天地の恵みおにぎり弥平四郎を営む小椋英沖さんは何気なく話し始める。

 

無限の組み合わせとおにぎりの可能性が

しかし、店先に掲げられたおにぎりのメニューはただものではなかった。
お米はコシヒカリとこしいぶきの2種類から。
具は50種類ほど。
それにまぜご飯、炊き込みご飯、いなり寿司(ずし)が加わる。
自分好みのカスタマイズおにぎりが選べる。

なんと言っても注文してから海苔(のり)をその場であぶって握ってくれるのがうれしい。
そう、おにぎりと一口に言うがこの店には無限の組み合わせとおにぎりの可能性が広がっている。
 

サンドイッチのフランチャイズ経営

元々はOA機器メーカーの社員だった小椋さん。
お客様とのつながりからオフィスのシステム構築や物流システム、オフィス、店舗内装など知識を習得。
ある日、アメリカのサンドイッチのフランチャイズ経営に誘われて会社を退社。
そこから本格的に外食に関わるようになる。
「店舗の場所探し、設計、内装、運営、オペレーションなどワンストップで対応できるようになった」と今に至る経緯を語る。
 

水、米、海苔、塩、具にはとことんこだわる

水は米の産地の新潟・魚沼から取り寄せる。
米の産地は新潟を中心においしいと思ったものを問屋さんに直送してもらい、自家精米し精米したてを炊き上げる。
海苔は九州の有明など、目利きの問屋さんと話し合い、おにぎりにあう歯切れのいいものを食して決める。
お塩は国産の海水からの塩などを選びおにぎりに合わせる。
具は定番ももちろんだが、生いくらの醬油(しょうゆ)漬けやきざみ生姜(しょうが)、焼きおにぎりのかぐら南蛮味噌(みそ)など季節を感じてもらいたい。
「水、米、海苔、塩、具にはとことんこだわります」とのあたりから言葉に熱を帯びてきた。
さらに、「おにぎりは季節を教えてくれるんですよ」と付け加える。
このこだわりも多くの人の教えがあったから今にたどり着いた。
 

人を大切にする気持ち

そのおにぎりはパートやアルバイト12人がローテーションを組み、1日3〜4人が店舗で調理している。
小椋さんはもっぱら仕入れや配達に専念する。
「スタッフには縁があってここに来てくれたので、ぜひとも職場体験を通して成長してほしい。だけどアルバイトがメインでなく、主婦なら主婦業、学生なら学業を最も大切にして欲しい」と。

「自分は歩いてきた道で学んだことしかできない。ただこれまでに出会った人から支えてもらっているのでいろいろチャレンジができる」と言う小椋さん。
人を大切にする気持ちが垣間見られる。
 

答えは必ずお客さんにある

店舗やロケ飯の他にもイベントなど声をかけてもらえれば、スケジュールが合う限り必ず参加する。
答えは必ずお客さんにある」と。
それを直接感じるのが対面の販売のイベントなのだそうだ。
 

おにぎりは人を元気にして幸せにする

「おにぎりを見ると人は笑顔になる。おにぎりは人を元気にして幸せにする見えない力がある。こんな食べ物は他にない」と最後はありったけのおにぎり愛を語ってくれるのでした。

 

今年は500円の上おにぎりでさらなるおにぎりの可能性に挑戦するとのこと。
発売されたらぜひとも食べに行きたいと期待させる小椋さんの話と人柄なのでした。
 

☑人気ロケ飯

【おにぎり】

コシヒカリはねっとり軟らかい、こしいぶきは硬めで個性際立つ。水は米のできた魚沼から取り寄せて炊く。厳選した海苔は一枚一枚海苔ケースから取り出し、巻く前にあぶる。お店に香ばしい香りが漂いさらに食欲を増す。メインの具のシャケは半身で仕入れ、店内で焼いてカマなどの部位も。梅は紀州南高梅にこだわり常時4〜5種類を用意とまさに手塩にかけた一品なのである。

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ライター
宮脇祐介

宮脇祐介

みやわき・ゆうすけ 福岡県出身、ひとシネマ総合プロデューサー。映画「手紙」「毎日かあさん」(実写/アニメ)「横道世之介」など毎日新聞連載作品を映像化。「日本沈没」「チア★ダン」「関ケ原」「糸」など多くの映画製作委員会に参加。朗読劇「島守の塔」企画・演出。追悼特別展「高倉健」を企画・運営し全国10カ所で巡回。趣味は東京にある福岡のお店を食べ歩くこと。

カメラマン
宮脇祐介

宮脇祐介

みやわき・ゆうすけ 福岡県出身、ひとシネマ総合プロデューサー。映画「手紙」「毎日かあさん」(実写/アニメ)「横道世之介」など毎日新聞連載作品を映像化。「日本沈没」「チア★ダン」「関ケ原」「糸」など多くの映画製作委員会に参加。朗読劇「島守の塔」企画・演出。追悼特別展「高倉健」を企画・運営し全国10カ所で巡回。趣味は東京にある福岡のお店を食べ歩くこと。

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