朽ちないサクラ

公開日: 2024年06月20日

朽ちないサクラ

原作は、「孤狼の血」や「佐方貞人」「合理的にあり得ない」など、数々のシリーズが映像化されている、大藪春彦賞作家・柚月裕子の同名小説。県警の広報職員がヒロインという異色の警察小説は、親友の変死事件の独自調査を進め、事件の真相と〝公安警察〟の存在に迫っていく主人公の姿を描く。

本作で主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは、「市子」(2023年)で第78回毎日映画コンクール女優主演賞を受賞し、さらに、「52ヘルツのクジラたち」「片思い世界」と、主演作の公開が続く杉咲花。「ウツボラ」(23年)や「日本ボロ宿紀行」(19年)など多くのドラマ作品を演出し、長編映画は本作が第2作となる原廣利がメガホンをとった。

愛知県平井市在住の女子大生ストーカー殺害事件について、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事によって明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑うが、千佳は、1週間後に変死体で発見される。自分が疑わなければ…。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。

©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

公式サイト: https://culture-pub.jp/kuchinaisakura_movie/

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