原作は、2019年から「ビッグコミックスペリオール」（小学館）で連載し、累計発行部数が240万部のベストセラーとなった乃木坂太郎の「夏目アラタの結婚」。「イニシエーション・ラブ」（2015年）や「十二人の死にたい子どもたち」（19年）、「TRICK」シリーズ、「SPEC」シリーズなど、数々のスタイリッシュな映像美でファンを生み出してきた堤幸彦監督が、元ヤンキーの児童相談所職員と日本中を震撼させた連続殺人犯という異色の取り合わせの獄中サスペンスを描き出す。

主人公の夏目アラタ役は、「誰も知らない」（04年）で第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を史上最年少で受賞し、その後も「包帯クラブ」（07年）や「浅草キッド」（21年）、「ガンニバル」（22年）、「ゆとりですがなにか インターナショナル」（23年）などで存在感を示してきた柳楽優弥。物語の鍵を握る連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠（しながわ しんじゅ）役を、大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」（19年）や「十二人の死にたい子どもたち」、「クロサギ」（22年）のほか、NHK朝ドラ「ちむどんどん」（22年）のヒロイン役を務めた黒島結菜が演じる。

〝品川ピエロ〟の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、突如〝獄中結婚〟を申し出る。

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