本作を⼿掛けたのは、「ぼくの好きな先⽣」(2002年)で知られ、社会的マイノリティーとされる存在に、価値が共存することを淡々と優しい眼差しで捉え続けてきたドキュメンタリーの名匠ニコラ・フィリベール監督。ニコラ監督と20年来の交流を持つ配給会社ロングライドが参加した日仏共同製作作品。第73 回ベルリン国際映画祭⾦熊賞《最⾼賞》を受賞。
セーヌ川のきらめく⽔⾯に照らされた⽊造建築の船〈アダマン〉は、ユニークなデイケアセンター。精神疾患のある⼈々を迎え⼊れ、創造的な活動を通じて社会とつながりを持てるようサポートしている。この船では誰もが表情豊か。即興のコンサートでフレンチロックを熱唱!ワークショップでは⾊とりどりの絵を描き、カフェでレジ打ちをしてお客さんのお気に⼊りのカップにコーヒーを淹れる。精神科医療の世界に押し寄せる 〝均⼀化〟、〝⾮⼈間化〟の波に抵抗して、共感的なメンタルケアを貫く。
© TS Productions, France 3 Cinéma, Longride - 2022
公開日: 2023年04月27日
アダマン号に乗って
予告編を見る:
監督 :
撮影 :
音響 :
編集 :
原題:Sur L’Adamant
2022年 /フランス、日本 /109分 /G
配給 :
公式サイト: https://longride.jp/adaman/
新着記事
極限の状態で人々が見せる狂気や選択、本能を描くスリラー「プラットフォーム2」
Z世代の私がイギリスで各国の人と見た「極悪女王」なんとも破天荒でめちゃくちゃで涙が出てしまうくらいまばゆかった
堂本剛と「濃密な時間過ごせた」 「まる」荻上直子監督
坂口健太郎×イ・セヨン「愛のあとにくるもの」で史上初?の挑戦