愛する夫を亡くしたフランス人作家が日本を訪れ、桜の季節に各地を旅する中で深い喪失感と向き合い、やがて前を向いて進んでいく時を知る。監督・脚本は「ベルヴィル・トーキョー」(2011年)で長編デビューし、第2作目「静かなふたり」(17年)でベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出されたエリーズ・ジラール。フランス人作家のシドニを演じるのは、「ピアニスト」(01年)でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝き、「エル ELLE」(16年)ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた、フランスを代表する国際派女優のイザベル・ユペール。シドニと全編フランス語で会話し、深い喪失を共有する日本の出版社の編集者、溝口健三役を、「硫黄島からの手紙」(06年)「汚れた心」(12)等の伊原剛志、シドニの最愛の夫アントワーヌの幽霊役を、「ヒトラーの贋札」(07年)や「イングロリアス・バスターズ」(09年)のアウグスト・ディールが演じている。
日本の出版社から招聘され、見知らぬ国、日本にたどり着いたフランス人作家のシドニ。出迎えたのは寡黙な編集者の溝口健三。記者会見では、家族を亡くし天涯孤独であること、喪失の闇から救い出してくれた亡夫のおかげで作品が書けたことなどを語る。溝口に案内され、日本の読者と対話しながら、桜の季節に京都、奈良、直島へと旅をするシドニ。そんな彼女の前に、亡くなった夫アントワーヌの幽霊が現れる…。

© 2023 10:15! PRODUCTIONS / LUPA FILM / BOX PRODUCTIONS / FILM IN EVOLUTION / FOURIER FILMS / MIKINO / LES FILMS DU CAMELIA
公開日: 2024年12月12日
不思議の国のシドニ
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原題:Sidonie au Japon
2023年 /フランス、ドイツ、スイス、日本 /96分 /G
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公式サイト: https://gaga.ne.jp/sidonie/
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