職場におけるハラスメント問題を題材にした「アシスタント」(2019年)のキティ・グリーン監督と主演のジュリア・ガーナーが再タッグを組んだ。オーストラリアの荒野に佇む寂れたパブを舞台に、ワーキング・ホリデーで訪れた女性2人に襲い掛かる悪夢の出来事を描いたフェミニスト・スリラー。
ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人は、旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、古いパブ「ロイヤルホテル」でバーテンダーとしてワーキング・ホリデーをすることにする。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長(ヒューゴ・ウィーヴィング)や荒々しい客たちが起こすパワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく。
© 2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
公開日: 2024年07月25日
ロイヤルホテル
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
原題:The Royal Hotel
2023年 /オーストラリア /91分
配給 :
公式サイト: https://unpfilm.com/royalhotel/
新着記事
「リング」×「イシナガキクエ」!Jホラーの原点回帰にして新機軸「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」を分析
期待を裏切らない面白さ! クレーアニメの最高峰シリーズ最新作「ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!」
「映像の鬼才」デビッド・リンチ監督を悼む 鮮烈な映像美に酔った「ツイン・ピークス」と「ブルーベルベット」
毎日映画コンクール3冠「夜明けのすべて」 「作品が愛されたことはうれしい。でも監督賞は……」 三宅唱監督