コロナ禍を予見? 耐えに耐えるイーサン・ハントに高倉健を見た 「M:I-2」
シリーズ第1作「ミッション:インポッシブル」が公開された1996年に、私は社会人生活を踏み出した。当時もインターネットは存在し、最先端の企業では使われていただろうが、社会には根付いていなかったはずだ。私が就職した新聞社(毎日新聞ではない)では、記者はまだ原稿を手書きしていたし、社内には活版印刷の活字を操る職人さんもいた。まだまだアナログ技術が社会全体に残っていたのだ。 ネット駆使した1作目の斬新さ そんな時代に、「ミッション:インポッシブル」ではインターネット通信が多く登場し、ストーリー展開にも重要な役割を果たす。最新のテクノロジーが飛び出す物語は、めちゃくちゃ斬新だった。 ...
木村光則
2023.7.15