ⓒ2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ⓒ1989清水香子

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2022.5.29

北川景子が二宮和也(<山本幡男>)の最愛の妻を熱演! 11年に及ぶ<愛の実話>「ラーゲリより愛を込めて」12月9日(金)に決定

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ひとしねま

ひとシネマ編集部

「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」
零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、
家族を想い、仲間を想い、希望を胸に懸命に生きる男が実在したー

第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となり、あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物…、それが山本幡男<やまもと はたお>です。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の諍いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けました。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていましたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの捕虜たちの心に希望の火を灯した実在の人物です。
このラーゲリで一筋の希望の光であった山本幡男の壮絶な半生を、その高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして、多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、映画化となります。


 
そしてこの度、新キャストとして、北川景子の出演が決定となりました。
「探偵はBARにいる3」(17年)で第41回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。NHK・大河ドラマ「西郷どん」(18年)で天璋院篤姫 役を圧倒的な演技力で演じ高い評価を獲得。その美貌と様々な役を演じ別ける実力派女優として男女問わずに高い人気を獲得している北川景子の出演が決定しました。今回、北川が演じるのは山本幡男
(二宮和也)の妻・山本モジミ。第二次世界大戦中に家族と共にハルビンで過ごしていた中、突然の空襲により幡男とは「日本で落ち合おう」と約束を交わし、離れ離れに。幡男はそのままシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留されたため生存状況がわからない中、幼い4人のこどもたちと共に激動の時代を懸命に生き抜いた実在の女性を北川が熱演します。幡男の帰国を誰よりも信じ、11年もの間待ち続けるモジミの姿は観るもの全ての心を震わせます。北川は「一歩外に出れば、どこまでも続く広い海で、この海も、空も、ラーゲリに繋がっているだろうか、あの人もまた同じ海を、空を、見ているだろうかと、想いを馳せながら過ごした日々だったのではないかと思いながら演じました。」とコメントし、モジミの心情に寄り添った深い役作りを行い、撮影に挑んだ心境を覗かせました。さらに初共演となった二宮についても「お会いした日からもう幡男さんでした。ああ、モジミさんはこの人を愛したのだなと、二宮さんを見て理解しました。そういう意味では役作りには苦労しませんでした。」と称賛。想いの溢れたコメントを寄せました。そんな北川について瀬々監督は「モジミ像をとてもチャーミングに演じてくれました。それはかつての良妻賢母のイメージだけではなく、今を生きる女性像に通じる姿だと思います。」、平野プロデューサーは「彼女の気高い力強さがこの映画の裏動線を支えてくれると確信していました。」と絶賛しました。高い演技力を持つ北川が演じる、逞しく暖かな母親であり、時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続けた山本モジミにご期待ください。
混沌とする現代にこそ贈りたい、鬱屈したこの時代に光をともす<愛の実話>。珠玉の人間讃歌であり、観る者全ての心震わす感動実話巨編にご期待ください。

■北川景子コメント
この作品は、沢山の愛の物語です。
脚本を読み、終戦後10年が過ぎてもダモイ(帰国)への希望を捨てなかった男たちの、故国への、妻への、子どもへの、母への、それぞれの想いに胸が締め付けられました。
どのような厳しい状況に置かれても、明るく、前向きに、諦めないこと、生きる希望を捨てないこと。
それはとても難しいことだと思います。
山本幡男さんは、温かく、優しく、強い人だと思います。
幡男さんの言葉の一つ一つは、現代の社会で生きる私たちにも必要な教えばかりでした。
幡男さんから生きる希望をもらった仲間たちの、幡男さんへの熱い想い、
妻モジミさんの夫を信じ続ける強い気持ち、愛に溢れた温かい物語です。
 
モジミさんは子ども4人を抱えながらも、希望を決して捨てず、「必ず帰る」という幡男さんの言葉を信じ夫の帰りを待ち続けました。
子どもが4人もいる戦後の生活は決して楽ではなかったと思いますが、持ち前の明るさと大らかさで、教員の仕事もこなし、家事(苦手だったようですが)も義母の助けを得ながら一生懸命にやられていたそうです。
なんて前向きで、強い人なのだろう、私も同じ状況で同じようにポジティブに考えられるだろうか?
家庭と仕事の両立で切羽詰まっていた私には目から鱗の明るさでした。
モジミさんは海に囲まれた場所で育ち、戦後も隠岐島で過ごしたそうです。
美しい海が広がり、風が通る場所で育ったから、モジミさんもひらけた大きな心を持っていたのかもしれません。
一歩外に出れば、どこまでも続く広い海で、この海も、空も、ラーゲリに繋がっているだろうか、あの人もまた同じ海を、空を、見ているだろうかと、想いを馳せながら過ごした日々だったのではないかと思いながら演じました。
二宮さんとは初の共演でしたが、お会いした日からもう幡男さんでした。
ああ、モジミさんはこの人を愛したのだなと、二宮さんを見て理解しました。
そういう意味では役作りには苦労しませんでした。
 
私は所々の出演でしたし日本で帰国を待つ側でしたので、子どもたちとの楽しい家庭での何気ないシーンや、幡男さんとの若かりし頃の幸せなシーンなどがあって楽しい撮影でした。
瀬々監督と初めてご一緒しましたが、作品作りに妥協のないストイックさと、冗談を言って組を笑わせてくださるお茶目なところ、私は先にアップしてしまったのですがもう少し見ていたかったです。
そして何より、主演の二宮さんと、二宮さんの周りの男性陣がとんでもなく魂を燃やして、命を削って演じられている姿を早く皆様に見ていただきたいです。
憂うことの多い昨今だからこそ、必要な作品だと感じます。
真っ直ぐな人間の愛に包まれ、癒され、温かい気持ちになっていただけると思います。
一人でも多くの方にこの作品が届く事を願っています。

■瀬々敬久監督コメント
山本幡男さんの長男、顕一さんから伺ったモジミさんの逸話はどれも人間味溢れるものでした。小学校の先生だったが音楽と図工は苦手だった。
家では料理が不得手でどこかドジ。それでも気丈に家族を守り続けた。
一度だけ子供たちに涙を見せた。畳の上をのたうち回るようにして泣いた。
北川景子さんは、そんなモジミ像をとてもチャーミングに演じてくれました。
それはかつての良妻賢母のイメージだけではなく、
今を生きる女性像に通じる姿だと思います。

■平野隆プロデューサーコメント
北川景子さんがクランクアップした時、彼女がこの役を引き受けてくれたことに心から感謝しました。そしてもし彼女でなかったらと想像し身震いしました。
私は北川さんと多くの映画をご一緒させて頂いていたので、彼女の気高い力強さがこの映画の裏動線を支えてくれると確信していました。
山本幡男さんはモジミさんに「君はこの十年間よく辛抱して闘いつづけてきた。超人的な仕事だ。」という言葉を送っています。
まさにこの映画のラストで北川さんは超人的な仕事をしてくれたと思います。
 
さらに、ティザービジュアルと30秒の特報映像も解禁となりました。
「帰国(ダモイ)を、信じて。」というキャッチコピーと共に、手紙を手に遠くの地へ想いを馳せる幡男とモジミの姿が印象的なティザービジュアルが完成。運命に翻弄されながらもお互いを想い続け、強い絆で結ばれた夫婦であることを感じさせます。30秒の特報映像も同時に解禁。シベリアの猛吹雪の中で倒れる仲間に肩を貸し、ロシア語で必死に訴えかける姿からは幡男の優しくも芯の強い人柄を感じさせます。そして、夫の帰国を信じて疑わないモジミと、約束を忘れずモジミを想う幡男。遠く離れた場所にいる互いへ想いがあふれ、涙する2人が映し出されています。二人が幸せな時を過ごした日々と約束の瞬間、そして離れてもなお想い合い深い絆で結ばれている姿が描かれ、11年に及ぶ激動の愛の物語を紡ぐ姿は必見です。
また本作の公開は12月9日(金)に決定。この冬に贈る、心揺さぶる至極の<愛の実話>にご注目ください。
 

ラーゲリより愛を込めて

第二次世界大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する捕虜たちに、山本は訴え続けた―
山本はどんな劣悪な環境にあっても分け隔てなく皆を励ました。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた日本人捕虜たちの心を次第に溶かしていく。山本はいかなる時も日本にいる妻や4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じていた。
終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されてい

製作年 : 2021

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

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