にのみや かずなり
1983年6月16日 生まれ
チェ・ジウといえば、「冬のソナタ」のヒロイン。韓流ブームに火を付けた立役者の一人だ。「涙の女王」「ドラマの女王」として長年活躍してきた。ここ数年、コロナ禍や自身の結婚、出産を経て日本のファンの前からは姿を消していたが、今年は出演作の露出が続き、映画「ニューノーマル」公開に合わせて来日。「日本のみなさんに久しぶりにあいさつしたかった」と爽やかな笑顔で語るのだった。 ホラーは苦手 でも新たな挑戦 韓国映画「ニューノーマル」は、オムニバスのスリラー。不条理な暴力が横行する現代の〝新たな日常〟を描く。自身は怖い映画は苦手というが、チョン・ボムシク監督のたっての希望という。これまでのイメ...
勝田友巳
2024.8.20
2年連続最も読まれた署名記事となった「二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 『ラーゲリより愛を込めて』解題」。そのほかにも今年多くの「ラーゲリ~」関連記事にアクセスが集まりました。そのうちのベスト5を再度掲載します。 現在、各種配信サービスにて購入、鑑賞可能です。 1位 二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 「ラーゲリより愛を込めて」解題 - ひとシネマ (mainichi.jp) 2位 「ラーゲリより愛を込めて」氷海のクロは実在した、公開記念展示企画実施中 - ひとシネマ (mainichi.jp) 3位 ノルマはロシア語! 袖...
ひとシネマ編集部
2024.1.01
明けましておめでとうございます。 今年もひとシネマをご愛顧よろしくお願いいたします。 一昨年2月14日に創刊したひとシネマですが2023年署名記事のアクセス・ランキング・ベスト10を発表します。 昨年の振り返りとともに、改めてお読みください。 最も読まれたのは2年連続で「ラーゲリより愛を込めて」 1位 二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 「ラーゲリより愛を込めて」解題 2位 男優主演賞 沢田研二 「この年になっても伸びしろがあるというべきか……」:第77回毎日映画コンクール 3位 高倉健さんは私の「推し」。3人の曖昧な関係...
2023.12.31
連絡手段としてはもちろん、買い物から運命の出会いまでも今や全てをデジタルに頼ることが可能な時代。Z世代と呼ばれる私たちはなおさらデジタルに頼り切った生活を送っている。今やあまりなじみのない「アナログ」という言葉だからこそ、独特な温かさのようなものを映画館のスクリーンから感じた。ぬくもりや愛が恋しくなるこれからの季節に出会いたい作品だ。 会えるかどうか分からない人をお互い思い続ける 落ち着いたマスターと共にひっそりとたたずむ「Piano」というカフェ。ここで悟(二宮和也)とみゆき(波瑠)は運命の出会いをする。2人は「Piano」で話していくうちに、周りにはあまり理解のされてこなかった価値...
古庄菜々夏
2023.11.01
ビートたけしの純愛小説を二宮和也 波瑠の共演で実写映画化した「アナログ」(毎日新聞社など製作委員会)が、現在大ヒット公開中。10月31日(火)に二宮和也、桐谷健太、浜野謙太ら親友役の映画「アナログ」〝人気トリオ〟が都内映画館で「もう一度会いたい」大ヒット御礼舞台挨拶を実施しました。 主人公の悟(二宮)と携帯を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)が、携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ〝会うこと〟を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいきます。公開から約1か月経つが「涙が止まらなかった」「悟とみゆきの美しい世界に魅了されました」「目の前の人を大切にしないと!...
現在、泣ける!と大ヒット公開中の「アナログ」(毎日新聞社など製作委員会)の脚本家・港岳彦さんのインタビューを劇場用パンフレットから一部抜粋して掲載します。 ――原作の印象から教えて下さい。 「その男、凶暴につき」(北野武監督・1989)を見て、僕の人生は間違いなく変わりました。生(なま)の暴力を初めて日本で示した映画だと思うし、あの映画にものすごい衝撃を受けてこの世界に入ることを決めたんです。それ以来、生き方や物の見方など、僕が人生で一番影響を受け続けた人、それが北野武さんであり、ビートたけしさんです。そんなたけしさんの原作の映画ですから、タカハタ監督からお話をいただいた時は「絶...
2023.10.23
6日に公開を迎えた「アナログ」(毎日新聞社など製作委員会)。鑑賞後アンケートでは満足度92.7%と高評価を獲得し、20代~50代の女性を中心に「とにかく泣けた」「感動した」のコメントが相次いでいます。すでに二度三度と映画館に足を運ぶリピーターもからは、「声を出して笑ったりほっこり穏やかな気持ちになったり大人ながらにキュンとしたり涙が溢れたり・・・・・・」「前半と後半で全然違う雰囲気で凄かった。前半は楽しくて面白いポイントが沢山あって笑ったし、後半は泣けた」など、「泣けた」だけでなく、「笑った」と本作を評価する声も多くあがっています。 そんな、「笑える」要素の一つとして、悟(二宮和也)が仕事の...
2023.10.20
「愛」ってなんだろう。 誰もが一度は考えたことがあるはず。この映画を見て〝 大切なものは目に見えない〟。私の頭の中にはこの言葉がよぎります。 今までに感じたことがないくらい、自分のそばにいてくれている人はすごく〝大切な存在〟になっているのだということを感じました。いつも近くにいてくれている家族や友達に、なんだか「ありがとう」って伝えたくなった。なんでもない話でも聞いてくれて、一緒に笑ってくれる人がそばにいてくれているって本当にうれしいことだなって。 手作り模型や手書きイラストにこだわるデザイナー、水島悟(二宮和也)が携帯を使わない謎めいた女性、美春みゆき(波瑠)に恋をするこの物語。みゆきは...
和合由依
2023.10.17
「アナログ」の「大ヒット御礼舞台あいさつ」が17日、東京、大阪、名古屋の映画館で行われた。東京・TOHOシネマズ日比谷の舞台には、主役の悟を演じた二宮和也と、悟の母親玲子役の高橋恵子、タカハタ秀太監督が登壇した。 1日半の共演でも息はピッタリ 二宮と高橋は初共演、1日半の撮影だったという。玲子は入院中で、悟は見舞いに行って近況を報告する。二宮は「ずっと見てきた先輩と、しかも親子で、素直にやらせていただいた」。高橋は「会ってみたい人、面白そうな人だと思っていた。短い撮影でも本当の親子のようになれたのは二宮さんのおかげ、監督のおかげ」と振り返った。 「アナログ」は、ビートた...
恋愛映画として、異例のヒットである。ビートたけし原作の「アナログ」だ。最初の4日間で、興行収入が3億4000万円。12億円以上は見えた。恋愛映画は今、10億円超えが簡単ではない。訴求層の若い観客に響く作品が減っているからだ。そうした昨今、健闘の出足と思う。 「アナログ」は、主演を務めた二宮和也が素晴らしい。人を思う気持ちの表現力において抜きんでている。それは、演技がうまいといった、ありきたりな言葉では表せない。役柄になりきるというのとも違う。人を思う気持ちの強さ、深さが、画面を張り裂けそうにする。 その思いは、2人の女性に対して向けられる。母(高橋惠子)と、みゆき(波瑠)だ。その際、二宮は...
2023.10.13
現在、大ヒット公開中の「アナログ」(毎日新聞社など製作委員会)の美術が話題になっています。登場する一つ一つの物や色などのこだわりが、出演俳優の演技を引き立たせているというのです。その美術を担当した五辻󠄀圭さんのインタビューを一部抜粋で掲載します。 ――タカハタ監督とは初めてのお仕事だったと思いますが、美術のコンセプト面でのリクエストはありましたか? 「ブルーを基調にしてほしい」というお題をひとついただきました。これは美術だけでなく衣裳など全体のコンセプトでもあり、僕らとしてはひとつお題があると非常に作りやすいので助かりました。「ピアノ」はもともとのお店が素敵で監督も気に入られていたので...
2023.10.12
ついに公開を迎えた「アナログ」(毎日新聞社など製作委員会)。鑑賞後アンケートでは満足度92.7%と高評価を獲得し、20代~50代の女性を中心に「とにかく泣けた」「感動した」のコメントが相次いでいます。SNSでは、「くすっと笑ったり大切な人を人を想う気持ちに泣いたり…最後のほうは涙がとまらなかった」「めちゃくちゃ泣いたっっ・・・・・・!!! 隣見たら、旦那もハンカチ出して泣いてた。純愛って、こういうのかな・・・・・・」「今年一番泣けた」など、本作に涙した観客たちの絶賛の声が相次いでおり、すでに二度三度と映画館に足を運ぶリピーターもいるようです。 この度、初めてのデートで緊張気味の悟(二宮和也...
2023.10.11
堺雅人主演! 阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する超豪華俳優陣が初共演を果たす。前例のないエンタメがついに幕を開ける! 「敵か味方か、味方か敵か――冒険が始まる。」限界突破! アドベンチャードラマ。 ©TBS U-NEXT Paraviコーナーで全話配信中 福澤克雄監督ら演出陣が語る『VIVANT別版 ~副音声で福澤監督が語るVIVANTの世界~』はU-NEXT独占配信中
原作は、ビートたけしが初めて書いた同名の恋愛小説。デジタル化された世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという同作を、二宮和也主演、ヒロインに波瑠を迎え映像化。監督は、「ホテルビーナス」(2004年)でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ最優秀作品賞を受賞したタカハタ秀太。脚本は、「宮本から君へ」(2019年)や「MOTHER マザー」(2020年)の港岳彦。 手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟は、携帯を持たない謎めいた女性、みゆきと喫茶店「ピアノ」で出会う。2人は、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、この場所で会いましょう...
第二次世界大戦後の1945年、厳冬のシベリア。零下40度の寒気の中、わずかな食料で過酷な労働を課せられ死者が続出する収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男はいた。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます」。絶望する抑留者たちに、山本は訴え続けた。山本は日本にいる妻と4人の子どもと一緒に過ごす日が訪れることを信じ、劣悪な環境にいる仲間を励ました。その行動と信念は、日本人捕虜たちの心を次第に溶かしていく。 終戦から8年後、ようやく山本に妻からのハガキが届く。「あなたの帰りを待っています」。1人で子どもたちを育てている妻を思い、山本は涙を流さずにはいられなかった。...