事故で夫を亡くした妻が、タイムトラベルによって若かりし頃の夫と再会し、もう一度恋に落ちたら…。大ヒットを記録した「花束みたいな恋をした」（2021年）やカンヌ映画祭脚本賞を受賞した「怪物」（23年）を手掛けた脚本家・坂元裕二と、「ラストマイル」（24年）の塚原あゆ子監督がタッグを組んだラブストーリー。主演は、夫を亡くしたカンナをドラマ「カルテット」や「大豆田とわ子と三人の元夫」など、坂元作品に出演してきた松たか子。亡くなってしまった夫をSixTONESのメンバーとして活動する一方、第46回日本アカデミー賞で新人俳優賞と話題賞（俳優部門）を受賞し、「夜明けのすべて」（24年）や「ディア・ファミリー」（24年）の演技も記憶に新しい松村北斗が務める。さらに、リリー・フランキーや吉岡里帆、森七菜ら個性豊かな実力派俳優たちが共演する。

結婚して15年目、長く倦怠期で、不仲なままだった夫が事故で死んだ。残された妻のカンナ（松たか子）は第二の人生を歩もうとするが、きょんなことからタイムトラベルする術を手にいれ、過去へと戻る。そこには、彼女と出会う前の夫の姿があった。若き日の夫を見たカンナは思う「やっぱりこの人のことが好きだった」と。夫に再会した彼女はもう一度彼と恋に落ちる。そして思う。15年後、事故死してしまう彼を救わなくては…。