よしおか りほ
1993年1月14日 生まれ
「吉岡里帆」記事件数
海まで続いているように見えるメイン園路。そこから見た景色は、雲ひとつない青空と刻銘碑と海。メイン園路を歩く私は静かな気持ちになっていました。 沖縄戦によって亡くなった命がこんなにもあるのだ 6月27日火曜日。学校の研修旅行で沖縄県に行きました。ここは大規模な地上戦が行われた場所。平和祈念公園を訪れた際、私の頭の中に、昨年見た映画「島守の塔」(毎日新聞社など製作委員会)が現れました。映画のシーンにも出てくる「平和祈念公園」。そこには、刻銘碑「平和の礎」がありました。今まで私はこんなにもたくさんの人の名前が彫られている刻銘碑を見たことがありません。沖縄戦によって亡くなった命がこんなにもあ...
和合由依
2023.8.14
2022年7月、東京・銀座シネスイッチで上映後、全国に拡大公開し全国36都道府県、60館で上映した「島守の塔」(毎日新聞社など製作委員会)は現在、配信のほか、全国でホール上映が行われています。 戦争の悲惨さを後世に伝えるため、ひとシネマでもホール上映の募集を行っています。(詳細は文末) 主人公・島田叡の故郷である兵庫県・神戸市立西神中学校では沖縄への修学旅行の前に映画鑑賞。担当の藤原智代先生にリポートを送ってもらいました。 沖縄への修学旅行は教師生活で6回目になります。島田叡氏の存在を知ったのは、恥ずかしながら4回目、今から10年ほど前のことになります。同じ神戸出身の人物としてぜひ取り上げ...
ひとシネマ編集部
2023.6.23
2022年夏より全国で公開された映画「島守の塔」(毎日新聞社など製作委員会)出演の吉岡里帆が第32回⽇本映画批評家⼤賞で助演女優賞を受賞した。なおこの作品では、 第35回山路ふみ子女優賞、 第44回ヨコハマ映画祭主演女優賞につづいて3冠目の獲得となる。 この賞は1991年に⽔野晴郎や淀川⻑治、⼩森和⼦といった映画批評家たちによって設⽴された。2022年公開映画作品の中から、映画批評家たち選考員が独⾃の視点で選定している。 なお、本作品は以下のプラットフォームで配信している。 ABEMA、dTV、DMM TV、Google play、Hulu ストア、iTunes、 J:COM オンデマ...
2023.4.06
今夏、全国で公開されロングランヒットとなった話題作、 映画「島守の塔」(毎日新聞社など製作委員会)のレンタル配信・デジタルセルの販売が 12 月 14 日(水)より開始されます。 出演の香川京子が、第 44 回山路ふみ子映画功労賞、 同じく出演の吉岡里帆が第 45 回山路ふみ子映画賞を 受賞した本作を、配信でもお楽しみください! レンタル配信開始日 12 月 14 日(水) デジタルセル開始日 12 月 14 日(水) 配信プラットフォーム ABEMA、dTV、DMM TV、Google play、GYAO!ストア、Hulu ストア、iTunes、 J:COM オンデマンド、Para...
2022.12.12
全国で順次公開中の「島守の塔」(毎日新聞社など製作委員会)が本日、山梨、奈良にて公開されます。 先週末のミニシアターランキング(興行通信社調べ)では公開7週目にして3位をキープ。 また、栃木県では主演の萩原聖人さんによる大ヒット舞台あいさつが行われました。 当地は萩原さん演じる最後の官選沖縄県知事・島田叡とともに住民保護を行ったもう一人の主人公・荒井退造の地元であり、多くの場面を撮影したロケ地。 栃木での1カ月の公開を迎え、観客に感謝の声を伝えました。 「大ヒットするような作品ではないが、長くたくさんのひとに見てもらいたい作品だと思う」と萩原さんは満員のお客さんに呼びかけました。 ...
2022.9.08
「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)は、最近劇場で見た映画のなかではピカイチのおもしろさだった。100人が見たら90人以上が「おもしろい!」と思うのではないだろうか。それくらいエンタメとしてよくできているのである。 「勝ち負けがすべてではない」エッセンス損ねずわかりやすく ストーリーはいたってシンプルでわかりやすい。春アニメの「覇権」をめぐって二つの作品が視聴率を競い合い、その過程でアニメ制作に携わる登場人物たちの思惑や葛藤がぶつかりあって、見どころのある人間ドラマを生み出していく。まさに王道の展開だ。随所にユーモアを挟んで緩急をつけつつ、「好き」を追求する人々の熱量を説得的に描...
伊藤弘了
2022.8.16
「このような美しいところで、あんなに多くの人々が自分の国のためにと信じて命を捨てたとは。沖縄戦がもう少し早く終わっていたら、彼らも救われたのかな」 「それは分からないね。しかも歴史において仮定は何の意味もないよ」 「・・・・・・そうだね。重要なのは、このような悲劇を繰り返してはならないということだ」 J。ニューヨーク時代の幼なじみである彼は、大学を卒業後アメリカ海兵隊将校として服務中だ。一緒に米須海岸(通称「スーサイド」)に行った。海軍士官学校を出た彼の祖父は1941年12月7日、真珠湾にいた。 Jとホテルに向かいながら、(飛躍しすぎた話かもしれないが) 悲劇は明治維新で国民国家が成立...
洪相鉉
2022.8.15
現在、東京・シネスイッチ銀座で公開中の「島守の塔」が明日8月5日(金)、ゆかりのある栃木、兵庫、沖縄の各県で公開されます。 日本映画史でもまれなこと この映画は戦中の沖縄県警察部長・荒井退造のふるさと栃木県の下野新聞社が起案し、その呼びかけに最後の官選沖縄県知事・島田叡のふるさと兵庫県・神戸新聞社、物語の舞台である沖縄タイムス社・琉球新報社の地方紙4社が賛同して映画製作の母体を発足させました。 柏田道夫さんの脚本をもとに、4社はそれぞれの立場で意見を交わし、監督の五十嵐匠さんが手を加え改稿を重ねていきました。 大和と沖縄がともに練りに練った脚本となりました。 これは日本映画史でもまれな...
宮脇祐介
2022.8.03
戦争は何もかも壊した 戦争ってなんで起こるの? どうやったらそうなるの? 沖縄戦、平和で幸せな日常が壊れました。壊れたのは街だけではない。沖縄の人々の心や、感情。もう、何もかもが壊れたのです。〝何もかも〟です。 これは、寂しいのか。怖いのか。心配なのか 時は第二次世界大戦。沖縄県民を守ろうと努力した2人の内務官僚がいました。1人は、官選の沖縄県知事の島田叡。もう1人は警察部長の荒井退造。 「県民の命を守ることこそが私たちの使命である」と2人は決意し、苦戦しながらも、県民の命を第一に考えて行動。空爆や銃の音が鳴り響く中、県民と共に逃げていきます。 2人が突き進んでい...
2022.7.23
本日よりシネスイッチ銀座で公開の映画「島守の塔」。 沖縄県民含め約20万人が犠牲となった「沖縄戦」において、一人でも多くの県民の命を助けようとした萩原聖人演じる島田叡県知事が、県民に禁止されていた芝居や酒、たばこを許したことに対し、不満を露にする吉岡里帆演じる比嘉凜とのやり取りを収めた本編映像が解禁された。 当時軍国教育を受け、日本が勝つと信じて疑わない凛に対し、島田は県民へ課した飛行場建設や陣地構築、食料増産に感謝しつつ、それに報いるものが「敵の上陸戦やったり、集団玉砕かもしれん」と吐露し、思わず下を向いてしまう凜に「こんな時や、人間ちょっとくらい楽しみがあったってええんとちゃうか」...
2022.7.22
第二次世界大戦は、これまで無数の映画の題材となってきたが、ほとんどは市井の人々か、戦闘に参加した将兵の視点で描かれてきた。本作は、沖縄県知事として赴任した島田叡(あきら)と県警察部長の荒井退造が主人公。沖縄戦の中で葛藤し、県民の命を守ろうとした2人の官僚を描く。 戦況が悪化する1945年1月、島田(萩原聖人)は、死を覚悟して沖縄に赴任した。連合国軍の上陸を前に、荒井(村上淳)と共に県民の生活を守り、戦闘に巻き込まない方策を探ろうとする。 しかし島田は、軍司令部の命令と、県民を守るという使命感との間で苦闘する。県民の食糧確保に奔走し、息抜きを求める庶民に理解を示す一方、少年たちを鉄血勤皇隊と...
沖縄県南部に位置する糸満市摩文仁(まぶに)の丘に、平和祈念公園がある。そこは日本で最大の地上戦が行われた沖縄戦の終焉(しゅうえん)の地で、美しい海岸線には沖縄戦で亡くなった戦没者の鎮魂と永遠の平和を祈る数々のモニュメントが建立されている。そして、そのなかには消息を絶つ最後の最後まで「命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)」と訴え続けた、当時の沖縄県知事・島田叡(兵庫県出身)と沖縄県警察部長の荒井退造(栃木県出身)、2人の名前が刻まれた碑も建てられている。 7月22日(金)よりシネスイッチ銀座、他全国順次公開される映画「島守の塔」は、命を懸けて沖縄の人々を守ろうと奮闘したこの2人の島守と沖縄の人々の物...
及川静
2022.7.21
日本テレビ系列で2016年4月期に「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」のスタッフ、キャストが再結集。 岡田将生演じる坂間正和(さかま・まさかず)、松坂桃李演じる山路一豊(やまじ・かずとよ)、柳楽優弥演じる道上まりぶ(みちがみ・まりぶ)のアラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう。脚本、宮藤官九郎と監督、水田伸生による社会派痛快コメディ。 〝野心がない〟〝競争心がない〟〝協調性がない〟「ゆとり世代」 と、かつて勝手にそう名付けられた男たちも30代半ばを迎え、それぞれの人生の岐路に立たされていた。 夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も...
2019年「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した倉井眉介の同名小説(宝島社文庫)を実写映画化。斧を凶器に脳を奪い去る連続猟奇殺人犯の次のターゲットに狙われたのは弁護士の二宮。しかし、二宮は犯人を上回る狂気のサイコパスだった。監督を務めるのは、バイオレンスの巨匠、三池崇史。目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士の二宮彰を亀梨和地、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー戸城嵐子を菜々緒、二宮の婚約者で父親の不審死にふさぎ込む荷見映美に吉岡里帆、さらに、二宮の協力者のサイコパス医師の杉谷九郎を染谷将太、過去の殺人事件の容疑者だった剣持武士を...
H&MやGU、スターバックス、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿の広告、ウンナナクール等の企業ブランディング、桑田佳祐や吉澤嘉代子らのCDジャケット、さらにはドラマやCM制作を手掛けるアートディレクター千原徹也の念願だった映画製作。芥川賞作家・川上未映子の短編集「愛の夢とか」(講談社文庫)内収録の『アイスクリーム熱』を原案に、川上の世界観を受け継ぎながら、千原ならではの色彩感覚とビジョンを加えた。 主演は、第46回日本アカデミー賞で10部門の優秀賞に輝いた「ハケンアニメ!」(2022年)や、「ガンニバル」(2022年)で、日本映画界に存在感を増しつつある吉岡里帆。ミステリアスな作家・橋本佐保...
原作は、2014年から18年まで「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された、小沢としおの代表作「Gメン」。監督は、「おっさんずラブ」「極主夫道』」リーズなどのドラマ・映画を幅広く手掛ける瑠東東一郎。主演を映画初主演となるKing Princeの岸優太が務める。 女子に大人気の男子進学校に転校したはずが、問題児ばかりが集まる1年G組に入ってしまった門松勝太。クセの強い個性豊かなクラスメイトや上級生らと共に、毎日を楽しく過ごしていたが、ある日、勝太の周りに凶悪事件が襲いかかる。誰もが恐れる危険な組織の存在。連れ去られてしまった大切な人を助けるために、そして仲間との絆を守るために勝太は立...
美しい村には、ある噂がある――この村では人が喰われるらしい。警察官・阿川大悟が暴く、穏やかな日常に潜む“おそろしい”真実とは。全世界震撼のヴィレッジ・サイコスリラー。 R18+ 配信開始:2022年12月28日 配信:ディズニープラス (C)2022 Disney
辻村深月の小説を原作に、「覇権」=視聴率トップを目指すアニメ制作の現場を描く。新人監督の瞳(吉岡里帆)は張り切りすぎて、現場がギクシャクし始めた。ビジネス最優先のプロデューサー、行城(柄本佑)は無理な要求で瞳を振り回す。一方、同じクールで放送されるアニメを担当する天才監督、王子(中村倫也)は行方不明に。プロデューサーの香屋子(尾野真千子)は窮地に追い込まれた。
県民の4人に1人、約20万人が犠牲となった「沖縄戦」。「命(ぬち)どぅ宝、生きぬけ!」と叫んだ 2人の官僚と、「沖縄戦」に翻弄される沖縄県民。それぞれの苦悩と生きることへの奮闘を描き、沖縄本土復帰50周年の節目に「命の尊さ」を次世代に継承する映画が誕生しました。