墓泥棒と失われた女神

公開日: 2024年07月18日

墓泥棒と失われた女神

監督・脚本は、カンヌ国際映画祭で「夏をゆく人々」(2015年)でグランプリ、「幸福なラザロ」(19年)では脚本賞を受賞したアリーチェ・ロルバケル。「パラサイト 半地下の家族」(19年)や「落下の解剖学」(23年)などを世に送り出してきた気鋭のスタジオNEONが北米配給権を獲得したことでも話題になった本作は、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、第95回ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画トップ5に選出されている。

80年代のイタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う考古学愛好家のアーサーは、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の墓をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々を送っていたが、ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく。

主人公アーサーを演じるのは、「ゴッズ・オウン・カントリー」(17年)の主演や、チャールズ皇太子に扮したドラマ「ザ・クラウン」シリーズで高く評価されたジョシュ・オコナー。「幸福なラザロ」に感銘を受けたオコナーがロルバケル監督に出演を熱望する手紙を送ったことが主演のきっかけとなった。アーサーの恋人の母フローラを演じるのは、「ブルーベルベット」(1986年)で知られるイザベラ・ロッセリーニ。監督の実姉であり、深い信頼を寄せあうアルバ・ロルバケルが、盗掘品売買の裏稼業をもつスパルタコ役で出演している。

© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma

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公式サイト: https://www.bitters.co.jp/hakadorobou/

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