2024年上半期の傑作! 井上竜太プロデューサーが「夜明けのすべて」を生み出した背景を探る
筆者は 「どちらかというと、ジャーナリストよりアーティストに近い評論家」らしい。 非常にずうずうしいが、これが思いやりの深い日本映画界の仲間たちが、気難しいキャラクターの筆者を説明する時の要諦なのだ。筆者には国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の一員としてドイツで活動し、第46回ベルリン国際映画祭と第34回シカゴ国際映画祭の審査委員を務めた叔父に映画評論の作法を師事し、学歴としては海外の4年制芸術大学の演劇映画学科を卒業し、修士号まで取得した経歴がある。しかしとても残念なことに、これで筆者の才能を証明できるわけではない。 富川国際ファンタスティック映画祭で日本映画アドバイザーを務め、...
洪相鉉
2024.3.27