Bruce Willis
1955年3月18日 生まれ
「RED/レッド」(2010年)「オーシャンズ12」(2004年)「シックス・センス」(1999年)「アルマゲドン」(1998年)「フィフス・エレメント」(1997年)「12モンキーズ」(1995年)「ダイ・ハード3」(1995年)「ダイ・ハード2」(1990年)「ダイ・ハード」(1988年)
「ブルース・ウィリス」記事件数
先日、惜しまれつつ失語症による引退を発表したブルース・ウィリス。そのブルース・ウィリスが出演するアクション映画の代表作といえば、「ダイ・ハード」シリーズを思い浮かべる方が多いと思うが、特に女性にはキャリア円熟期の快作「RED/レッド」(2010年)を推したい。 キャリア円熟期 若手を蹴散らす快作 理由は主に二つ。 一つは、RED、正式には「RETIRED EXTREMELY DANGEROUS」、つまり「引退した超危険人物」と呼ばれるかつての精鋭たちが、若手のエージェントを蹴散らす痛快さ。 身体能力や視力、聴力、反射神経といったエージェントに必要不可欠な肉体的な能力は、年を重ね...
後藤恵子
2022.5.27
1991年11月、毎日新聞学芸部記者だった野島孝一さんは、来日したブルース・ウィリスに単独インタビュー。同年12月3日、毎日新聞夕刊芸能面に掲載されたインタビュー記事を再掲しよう。 新作「ラスト・ボーイスカウト」のキャンペーンで来日したブルース・ウィリスが、単独インタビューに応じた。さすがの「ダイ・ハード」(なかなか死なないヤツ)のウィリスも強行日程には勝てないらしく、長いすに横になったままの受け答え。それでも写真を撮る時はシャキッとして、独特の表情に戻った。 ――「ラスト・ボーイスカウト」はせりふがユーモラスですね。しゃべりながら、思わず噴き出してしまうことはないですか。 「それはあっ...
2022.5.26
ブルース・ウィリス全盛期の1990年代から2000年代初めにかけて、日本市場はハリウッド映画の大得意のお客さんだったから大物スターがこぞって来日し、宣伝に精を出したものだった。ウィリスも「ダイ・ハード」(88年)の配給収入(興行収入から劇場側の取り分などを除いた売り上げ)が11億8000万円、「ダイ・ハード2」(90年)が32億円とヒットを連発していたから、当然来日の声もかかったはずだ。 取材嫌いがついに日本へ しかしウィリスは取材嫌いだったようで、来日が実現しない。そんな彼が初めて日本を訪れたのは、ワーナー・ブラザース配給の正月映画「ラスト・ボーイスカウト」の公開に合わせた1991年1...
ひとシネマ編集部
「希望とは、目覚めている人間が見る夢である。」 有名な哲学者アリストテレスが残した名言の一つである。では、希望を持つことができないとはどういうことなのか……。 周りから完全に遮断された閉鎖的な世界で、変わることを禁じられた人々が「生きよう」とする世界。映画「アリスとテレスのまぼろし工場」について語っていく。 変化することを禁止 14歳の菊入正宗はいつものように仲間たちと普通の毎日を過ごしていた。ある日、町の製鉄所爆発事故により町が一変。空に謎のひび割れができ、時が止まってしまった。再び町が元に戻った時に支障をきたさないよう、変化することを町民一同禁止し、正宗たち学生は〈自分確認票〉...
堀陽菜
PRワーナーブラザース映画、MAPPA
2023.9.13
ブルース・ウィリスが初来日した1991年11月、当時毎日新聞学芸部の映画担当記者だった野島孝一さんがインタビューしている。ここでも大物ぶりを遺憾なく発揮。記者を驚かせたインタビューを振り返ってもらった。 「ラスト・ボーイスカウト」© 1991 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved. 取材部屋に入ったものの……あれ、どこいった? 失語症で引退を表明したブルース・ウィリスにインタビューしたのは、1991年の初冬だった。「ダイ・ハード」(88年)、「ダイ・ハード2」(90年)で世界中の人気をさらったアクション大スターが、新...
野島孝一
「ダイ・ハード」「RED」 そして1991年初来日 ブルース・ウィリスが失語症の診断を受けて引退する意向、とのニュースが世界を駆け巡った。2022年3月30日に親族が発表した声明によると、認知能力に影響が出て、熟慮の末の決意という。出演作の興行収入は全世界で50億ドルを超えるそうだ。「ダイ・ハード」を嚆矢(こうし)とするアクション、SF大作「アルマゲドン」、「シックス・センス」「アンブレイカブル」などM・ナイト・シャマラン監督のスリラー、「隣のヒットマン」といったコメディー。出演作リストには大ヒット作もあれば少なからぬ失敗作も並ぶ。年間最悪映画を選ぶ米ゴールデン・ラズベリー賞の常連(疾病...
2022.5.25
2022年の3月30日、ブルース・ウィリスが俳優業からの引退を表明した。67歳で引退というのは、キャリアとしては遅いわけでも早いわけでもない印象だが、理由が失語症という発表はわれわれ映画ファンを驚かせた。近年のウィリスが、日本では劇場未公開のB級アクションが多いとはいえ、ゴールデン・ラズベリー賞でネタにされるほど膨大な数の映画に出演しまくっていたからだ。 特集:さよなら、ありがとう、ブルース・ウィリス記事一覧 「ダイ・ハード」 「こちらブルームーン探偵社」のお気楽キャラから一転、「ダイ・ハード」のアクションへ 日本でブルース・ウィリスが最初に認識されたのは、1986年にN...
村山章
アニメーション制作スタジオ・MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品「アリスとテレスのまぼろし工場」(毎日新聞社など製作委員会)が公開されている。 突然起きた製鉄所の爆発により外との接続が遮断され、時までもが止まってしまった町・見伏が舞台の本作。いつか元に戻ったときのために「変わらないこと」を強要される中で、退屈な毎日を過ごす14歳の菊入正宗と佐上睦実、そして野生の狼(おおかみ)のような謎の少女・五実が恋をして、未来へともがく姿を描いている。 映画を見る前に読んだ、脚本・監督を務めた岡田麿里氏が手掛けた原作小説は、少年少女たちの葛藤を通して「生きること」について...
きどみ
2023.9.22
引退したCIA(米中央情報局)の工作員フランクは、内部機密を知りすぎていると暗殺リストに載せられた。フランクは3人の仲間と共に反撃に出る。
大統領を警護したこともある元シークレットサービスのジョー(ブルース・ウィリス)は、落ちぶれて今は私立探偵となり、家庭も崩壊寸前だ。警備を頼まれたダンサーが殺され、その恋人の元フットボール選手と共に事件の真相を探ることになる。 ©1991 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.
クリスマスイブ、ニューヨーク市警のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、別居中の妻ホリーと会うためにロサンゼルスのナカトミビルを訪れた。パーティーの会場でホリーと再会したものの、たちまち口論に。そこに武装集団が乱入、ビルを制圧しホリーたちを人質にして身代金を要求した。1人逃れたマクレーンは、テロリストたちと戦う羽目になる。