1991年11月、初来日した時のブルース・ウィリス

1991年11月、初来日した時のブルース・ウィリス

2022.5.25

特集:さよなら、ありがとう、ブルース・ウィリス

失語症を理由に引退を表明した、ブルース・ウィリス。1980年代からアクション、スリラー、コメディーやシリアスドラマまで、ジャンルをまたにかけた作品で、映画ファンを楽しませてくれた。大物感とちゃめっ気を併せ持ったスターに感謝を込めて、その足跡と功績を振り返る。

「ダイ・ハード」「RED」 そして1991年初来日


 ブルース・ウィリスが失語症の診断を受けて引退する意向、とのニュースが世界を駆け巡った。2022年3月30日に親族が発表した声明によると、認知能力に影響が出て、熟慮の末の決意という。出演作の興行収入は全世界で50億ドルを超えるそうだ。「ダイ・ハード」を嚆矢(こうし)とするアクション、SF大作「アルマゲドン」、「シックス・センス」「アンブレイカブル」などM・ナイト・シャマラン監督のスリラー、「隣のヒットマン」といったコメディー。出演作リストには大ヒット作もあれば少なからぬ失敗作も並ぶ。年間最悪映画を選ぶ米ゴールデン・ラズベリー賞の常連(疾病の公表により事務局が取り消しを表明)だったのは、広く愛された証しだろう。
 
ひとシネマは、映画の楽しみを教えてくれた大スターに感謝と惜別の思いを送ります。ありがとう、そしてさようなら、ブルース・ウィリス。

愛すべきちゃめっ気とロマンチシズム 村山章

ダイ・ハード©2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

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ラスト・ボーイスカウト©1991 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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