ありま いねこ
1932年4月02日 生まれ
北海道の大自然を背景に民族の伝統と愛をめぐる闘争を描いた文芸作で、内田吐夢監督作品の初出演。滅び行くアイヌのために力を尽くす青年・一太郎(高倉健)を、女流画家(香川京子)と酒場で働くアイヌの娘(有馬稲子)がともに愛している。そんな一太郎はアイヌだが自分たちを卑下する網元・大岩(薄田研二)と対立。大岩の息子・猛(三國連太郎)と一太郎は祭りの日に決闘する。一太郎は血だらけになりながらも猛を組み敷くのだった。(追悼特別展「高倉健」図録より)
千利休の娘、吟はキリシタン大名高山右近に思いを寄せていたが、右近は妻がありキリシタンの教えを破る気はなかった。吟は石田三成からの縁談をいやいや受け入れ、廻船問屋万代屋宗安に嫁いだ。豊臣秀吉が吟を見初めたことから、三成と宗安は自分たちの栄華のため、右近を陥れて吟を秀吉の側室に差し出そうとたくらんだ。