「香川京子」記事件数
大政奉還で徳川幕府の支配が終わり、日本は新政府側の西軍と幕藩体制存続を図る東軍に分かれて争っていた。その中で越後の長岡藩は、家老の河井継之助(役所広司)によって武装中立を選び、新旧勢力の仲介役を担おうとしていた。河井は倒幕軍への派兵を迫る新政府軍との直談判に赴くが一蹴され、譜代の大名として東軍に加わった。原作は司馬遼太郎の小説。...
県民の4人に1人、約20万人が犠牲となった「沖縄戦」。「命(ぬち)どぅ宝、生きぬけ!」と叫んだ 2人の官僚と、「沖縄戦」に翻弄される沖縄県民。それぞれの苦悩と生きることへの奮闘を描き、沖縄本土復帰50周年の節目に「命の尊さ」を次世代に継承する映画が誕生しました。...
女優田中絹代の監督デビュー作。木下恵介脚本。復員兵の礼吉は、元恋人の道子のことを思い続けていた。道子が夫と死に別れ上京していると聞いた礼吉は、戦友山路の世話で恋文代筆業をしながら道子の行方を捜していた。清純だった戦前の姿を思い描いていた礼吉は、ある日、アメリカ兵相手の洋妾に変わり果てた道子に出会う。...
北海道の大自然を背景に民族の伝統と愛をめぐる闘争を描いた文芸作で、内田吐夢監督作品の初出演。滅び行くアイヌのために力を尽くす青年・一太郎(高倉健)を、女流画家(香川京子)と酒場で働くアイヌの娘(有馬稲子)がともに愛している。そんな一太郎はアイヌだが自分たちを卑下する網元・大岩(薄田研二)と対立。大岩の息子・猛(三國連太郎)と一太郎は祭りの日に決闘する。一太郎は血だらけになりながらも猛を組み敷くのだった。(追悼特別展「高倉健」図録より)...