© 1999「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会

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2024.2.26

明日よりBS松竹東急にて「没後10年 高倉健特集」で「鉄道員(ぽっぽや)」など放映

2021年に生誕90周年を迎えた高倉健は、昭和・平成にわたり205本の映画に出演しました。毎日新聞社は、3回忌の2016年から約2年全国10か所で追悼特別展「高倉健」を開催しました。その縁からひとシネマでは高倉健を次世代に語り継ぐ企画を随時掲載します。
Ken Takakura for the future generations.
神格化された高倉健より、健さんと慕われたあの姿を次世代に伝えられればと思っています。

ひとしねま

ひとシネマ編集部

BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)は、平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインナップしている。

この度、よる8銀座シネマでは、「日本の名優シリーズ 没後10年 高倉健特集」と題して、あす2月27日(火)夜8時より高倉健の代表作5作品を5夜連続で放送。

〝健さん〟の愛称で親しまれた国民的俳優・高倉健。生涯で205本もの作品に出演し、4度の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。寡黙で情に厚く、孤独の影をまとった役柄を多く演じてきたが、デビュー作である1956年のアクション映画「電光空手打ち」以来、70年代前半にかけてのヒット作「日本俠客伝」「網走番外地」「昭和残俠伝」シリーズの出演によって、一躍昭和を代表する任俠映画のスターに。今回の特集では、そんな任俠スターのイメージを一変させるきっかけにもなった出演作、山田洋次監督による「幸福の黄色いハンカチ」を含む、高倉健出演作品を5夜連続で放映する。

懐かしい名作がラインナップ

マイケル・ダグラスや松田優作ら日米のスター共演が話題になった「ブラック・レイン」を皮切りに、北海道の大自然を舞台にした感動作「遙かなる山の呼び声」、戦争の傷跡を抱えて生きる夫婦の愛の物語「ホタル」、鉄道員としての生き方を貫いた男の人生を描く「鉄道員(ぽっぽや)」、そして、第1回日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀主演男優賞やキネマ旬報ベストワンなど、1977年度の映画賞を独占した山田洋次監督の代表作のひとつ「幸福の黄色いハンカチ」のデジタルリマスター版を放送。

ひとシネマでは高倉健を次世代に語り継ぐを掲載中です。あわせてお読みください。


「ブラック・レイン」 2月27日(火)夜8時

ニューヨークで発生した殺人事件の犯人・佐藤(松田優作)を逮捕したニック(マイケル・ダグラス)とチャーリー(アンディ・ガルシア)は、佐藤を大阪への護送中に取り逃がしてしまう。捜査のため足を踏み入れた大阪で、堅物の松本警部補(高倉健)ら日本の警官とぶつかり合いながらも核心に迫り捜査を進めてゆく。
出演:マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作 ほか
監督:リドリー・スコット 1989年日本公開
高校生が作った映画「今日も明日も負け犬。」の原作・脚本担当者が見た「ブラック・レイン」の高倉健

「遙かなる山の呼び声」2月28日(水)夜8時

北海道中標津。民子(倍賞千恵子)は、一人息子の武志(吉岡秀隆)を育てながら、亡き夫が残した牧場を経営していた。ある豪雨の夜、一人の男(高倉健)が一晩泊めて欲しいと訪ねてくる。男は納屋に泊まった翌朝に出ていったが、その夏、再び民子の元へやってきて、牧場で働かせてほしいと頼み込んでくる。しかし、田島耕作と名乗るその男は、過去を一切語ろうとはしなかった。
出演:高倉健、倍賞千恵子、吉岡秀隆、武田鉄矢、ハナ肇 ほか
監督:山田洋次 1980年公開
高倉健は私の推しだ。

「ホタル」 2月29日(木)夜8時

鹿児島湾で、腎臓を煩う妻・知子(田中裕子)のために漁を辞め、養殖業をする山岡(高倉健)。ある日、ともに戦った戦友・藤枝が亡くなった知らせをうけた山岡は驚き、悲嘆に暮れる。藤枝は山岡と同じく特攻隊の生き残りであった。そして、知子の病状が悪化していることにも気づき……。
出演:高倉健、田中裕子、夏八木勲、水橋貴己、中井貴一 ほか
監督:降旗康男 2001年公開

「鉄道員(ぽっぽや)」 3月1日(金)夜8時

今年で定年を迎える佐藤乙松(高倉健)は、廃線になることが決まった北海道のローカル線、幌舞線の終着点である幌舞駅の駅長だった。幼くして死んだひとり娘や、先立った妻(大竹しのぶ)の回想にふける彼の元に、都会から帰省してきたという見知らぬ少女(広末涼子)が現れ、乙松は自然と亡くなった娘の面影を重ねてしまう。
出演:高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、志村けん、小林稔侍 ほか
監督:降旗康男 1999年公開
「鉄道員(ぽっぽや)」で初高倉健のススメ
「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影現場で、高倉健はひたすら遠かった

「幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター版」 3月2日(土)夜9時

失恋して自棄になった欽也(武田鉄矢)は、会社を辞めて退職金で真っ赤な新車を購入、北海道へドライブの旅に出る。網走に着くと手当たり次第に女性に声を掛け、同じ失恋の痛手を持つ朱実(桃井かおり)を引っかけた。その後、彼らは車で海岸へと向かい、ある秘密を抱えた男・勇作(高倉健)と出会う。
出演:高倉健、倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢、渥美清 ほか
監督:山田洋次 1977年公開
高倉健演じる島勇作というキャラクターが「推し」と化した! Z世代が観た「幸福の黄色いハンカチ」

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

ひとシネマ編集部

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