「花束みたいな恋をした」（2021年）の脚本・坂元裕二と土井裕泰監督が再びタッグを組んだ本作。ある理由で結ばれた3人の女性の絆を通して、誰かを思い、前を向いて生きる彼女たちの命のよろこびを描く希望の物語。主人公は美咲（広瀬すず）、優花（杉咲花）、さくら（清原果耶）の3人。国民的俳優の3人がトリプル主演を果たした。3人と同じ記憶を胸に秘める青年・典真を横浜流星、さらに、小野花梨、伊島空、ムーンライダース、田口トモロヲ、西田尚美ら豪華キャストが3人に寄り添う。

東京にある古い一軒家で一緒に暮らす美咲（広瀬すず）、優花（杉咲花）、さくら（清原果耶）。仕事、学校、バイトにそれぞれ毎日出かけ、帰ったら3人一緒に晩ごはん。リビングでおしゃべりをして、同じ寝室で寝て、朝になったら一緒に歯磨き。お互いを思いながら穏やかに過ごしていた。気ままな3人だけの日々だが、美咲にはバスで見かけるだけの気になる人がいた。そのことに気づいた2人は…。家族でも同級生でもないが、12年もの間、ある理由によって強い絆で結ばれている3人。それぞれが抱える〝片思い〟とは…。