「スパイの妻」(2020年)で、第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢監督が描く、顔のみえない社会で拡散する憎悪の連鎖から生まれる〝集団狂気〟のサスペンス・スリラー。第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表。
主演は、「花束みたいな恋をした」(21年)や「ミステリと言う勿れ」(23年)の菅田将暉。「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じる。そのほか、吉井の謎多き恋人、秋子役には古川琴音、吉井に雇われたバイト青年、佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する三宅役に岡山天音、吉井が働く工場の社長、滝本役に荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩、村岡役を窪田正孝が演じる。
世間から嫌われる〝転売ヤー〟の吉井良介(菅田将暉)が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪は、しだいに〝集団狂気〟へとエスカレートしてゆく。誹謗中傷、フェイクニュース…。悪意のスパイラルは、実体をともなった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走し始める。やがて、吉井は彼らの〝狩りゲーム〟の標的となり、「日常」が、急速に破壊されていく。
©2024 「Cloud」 製作委員会
公開日: 2024年09月26日
Cloud クラウド
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2024年 /日本 /123分 /G
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公式サイト: https://cloud-movie.com/
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