韓国でも人気!黒沢清監督 上映、マスタークラス20代ファンで大盛況 プサン国際映画祭
第29回プサン国際映画祭は、黒沢清監督の年だった。開会式で「アジア映画人賞」を贈られ、期間中「Cloud クラウド」「蛇の道」と新作2本を繰り返し上映。マスタークラスも開催し、いずれも満席の盛況。滞在中は連日、舞台あいさつや質疑応答、現地メディアの取材などに追われた人気者。「プサンには何度も訪れているが、今年は特別」という黒沢監督に聞いた。 映画人生の半分を見守ってくれた 黒沢監督が初めて同映画祭を訪れたのは、25年ほど前という。当時は海辺ののどかな観光地。その後、映画祭のために建てられた「映画の殿堂」が主会場になり、周辺には韓国映画委員会などの映画関係機関が集まり、高層ビルも建ち並ぶ変...
勝田友巳
2024.10.17